番組審議会

令和2年7月度 第332回 放送番組審議会報告

エフエム山陰では放送をお聴きの皆様により良い番組をお届けすることを目的に『放送番組審議会』を設置し定期的に会合を開いております。当審議会では毎月一つの番組を指定し、番組の向上を目的にした意見交換を行っています。

『第332回 放送番組審議会』は令和2年7月21日(火曜日)、松江市の『エフエム山陰本社』で開催されました。出席者は、田中委員長 はじめ5名でした。今回は、6月12日、19日(金曜日)午後6時00分から7時00分まで放送した『おがっちのレトロ本舗』の番組合評でした。

審議委員の方々の、主な意見は次の通りです。

  • この番組がエフエム山陰の名物番組として定着しているのがよく分かる。これぞローカル番組の王道だと思う。王道を王道として自然に成立させる力が素晴らしい。
  • パートナーを替えた試みは、若い方を入れた事が非常に良い効果を生んでいる。同じ番組でも違うテイストを味わえるので、非常に良いように響いている。
  • 番組が1000回以上続いているのは、共感というところが皆さんに受け入れられているキーワードだと思う。おがっちさんはリスナーと絶妙な距離感を保ちつつ、江畑さんとも上手くやるというのは、職人芸という言葉でしか表現できない。
  • 番組として新しいリスナーの獲得に目を向けていくところだと思うが、この番組に関しては無理やり新しいものを入れたり、大規模なリニューアルをして型が崩れるよりも、このスタイルのまま続けていくことでしか生みだせないものが他の番組と違うところだと思うので、長寿番組にしか出せない強みをひたすら強くしていく方向が良いでのはないか。
  • おがっちと安来のおじの二人が20年間で作り上げてきたものは、てっぱん中のてっぱん。そんな中で江畑さんをもってきたことにびっくりした。江畑さんは江畑さんらしく女子トーク全開で良いが、比較対象となった瞬間、どうしてもおがっちと安来のおじとの間の差は埋まらない。新しい方向性を今後どういう風にして作られていくのかが課題。若いリスナーが聴いても面白い番組なので、裾野を広げていくのにいろいろな問題があるというのが全体の感想。

などでした。
エフエム山陰ではご意見を参考に、より一層放送番組の向上に努めてまいります。