令和2年6月度 第331回 放送番組審議会報告
エフエム山陰では放送をお聴きの皆様により良い番組をお届けすることを目的に『放送番組審議会』を設置し定期的に会合を開いております。当審議会では毎月一つの番組を指定し、番組の向上を目的にした意見交換を行っています。
『第331回 放送番組審議会』は令和2年6月16日(火曜日)、松江市の『エフエム山陰本社』で開催されました。出席者は、田中委員長 はじめ5名でした。今回は、5月22日(金曜日)午後10時00分から11時55分まで放送した特別番組『村上RADIO ステイホーム~明るいあしたを迎えるための音楽』の番組合評でした。
審議委員の方々の、主な意見は次の通りです。
- 村上春樹さんのマイペースな語り口調や選曲がとてもスタンダードで、安定感・安心感があった。
- ステイホームの中で社会に発信したいメッセージが、非常に色濃く出ていた。
- 小説の朗読を聴いている感じがした。細かく説明するわけではなく、テーマをリスナーに与え、それを膨らませ、いろいろな曲の歌詞に絡めながら最後までもっていくのは小説だと思って聴いた。
- 聞き手を選ぶ番組。時折文学的な表現や哲学的な話もあり、一生懸命聞けば聞くほどわからないと思いながら聴いた。
- セレクトされている曲は有名なものばかりだが、聞く側が少しでも曲の知識があると、とても面白く楽しく聴けると思う。
- 以前からこの番組は注目されていたが、その注目というのは「なかなかメディアに出ない村上春樹の声が世間に出る」という点であり、なかなか番組全体に向けられることがなかったのが少し残念。
などでした。
エフエム山陰ではご意見を参考に、より一層放送番組の向上に努めてまいります。