5月11日の『まちあるき』~鵜鷺げんきな会&本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会~
まちあるき | 2013年5月11日
今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
今週番組でご紹介したのは、
鵜鷺げんきな会と
本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会でした。
○●○●○ 鵜鷺げんきな会 ○●○●○
今回ゆうとこっちがお邪魔したのは・・・
島根半島の西端に位置した、出雲市大社町にある山と海に囲まれた小さな漁村
鵜鷺(うさぎ)地区です!
『うさぎ』という地名だなんて、とってもかわいい名前の地区♡ですが
漢字を見ると鳥の「鵜」と「鷺」と書いて『鵜鷺』なんです。
実は、『鵜鷺』という地名は地図にはないんです。
鵜峠(ウド)地区と、鷺浦(サギウラ)地区を合わせて鵜鷺地区というそうです。
海がきれい!!山もきれい!!
身近にこんなところがあるだなんて!と着いた瞬間からビックリしました((+_+))
この地区はかつて石見銀山よりはるか古くから銅が発掘され北前船の寄港地として栄えていたそうです。
ただ以前は2千人以上いた人口が、高齢化が進んだこともあり今では約250人なってしまったそうです。
そんな中、この鵜鷺がもっともっと元気になるよう
様々な地域づくり活動をされているのが、『鵜鷺げんきな会』
『鵜鷺げんきな会』では、鵜鷺ならではでの地域資源を活用した交流体験プログラムを
「うさぎの楽校」と称し、色々な交流体験プログラムを開催しています。
『鵜鷺げんきな会』の安部勇さんに鵜鷺のまちを案内してもらいました♪
この地区の屋根瓦は、独特の赤い色で知られている
石州瓦が使われている屋根が多いんです。
高台から見る山の緑と瓦の赤色の
コントラストがとってもきれいでした。
まちを歩いていると・・・
こんなところにトンネルが!?
トンネルって山道から山道へ続いてるイメージなのに
ここはトンネルを抜けるといきなり住宅地!
トンネルの入り口から歩いて行くと、
視界がどんどん変わり、町並みが見えてきて
前に広がる山の緑と、空の青が広がっていくのを見ると
とっても気持ちが良かったですよ♪
どんどん広がっていく景色を
みなさんもぜひお試しください♪
安部さんは『鵜鷺時間』と言っておられましたが、
そんな表現がぴったりで、時間がゆ~ったり・の~んびり流れているんです。
ひなたぼっこをしているネコちゃんに遭遇したり、防波堤にカモメがたたずんでいたり・・・。
歩いてるだけで本当に癒されました☆
癒されるだけではなく、趣のあるこの町の建物にはあらゆるところに匠の技が光るような技術が用いられており、
安部さんの説明を聞いて新しい驚きもたくさんありました。伝統・文化・自然などの豊富さが印象的でした。
町の通りには海に続く小路がたくさんありました。
写真右は、‘間立て’といわれるもので、海からほど近い場所に民家があるため、竹で波風から家が守られています。
↑この川、八千代川っていうんですけど、川の水がほんとにきれいなんです!
この八千代川では桜の咲くころからカジカ蛙が鳴き始め、6月の中旬には上流で蛍が乱舞するそうです。
ちょうどその時期にカジカ蛙と蛍観賞会があるんですが、カジカ蛙ってとってもきれいな声で鳴くんです!
(蛙はゲロゲロと鳴くもんだと思っていたので、安部さんがカジカ蛙の鳴き声を真似してくださった時には驚きました(@_@;))
そのきれいなカジカ蛙の鳴き声と、蛍の光を楽しめるだけでもじゅうぶんステキ☆なのに、
さらにロマンチックなことに! サザエのキャンドルライトがこの八千代川に並べられるんです~!!
キャンドルの灯りを見ながら、カジカ蛙・蛍鑑賞ですよ~!!うっとりしちゃうこと間違いなしですよね!!
『鵜鷺げんきな会』の取り組みのひとつに古民家の宿泊があると伺ったので、
どんな民家に宿泊できるのか実際に見せてもらうことにしました(^-^)
そのひとつが、←この民家なんですが、
入ってビックリ(@_@;)!!!
中は清潔きれいに保たれていて、
なんといっても広いんです!!
リピーターさんが多いのも納得です。
そして一番の魅力は・・・
海の真ん前なんです!!
本当に真ん前なんです!!
これがその古民家の庭から見た海!!!いい眺めです!
この庭でバーベキューなんかしたらほんと最高ですね!
そして←この写真が
二階のお部屋の窓から見えた景色です。
(取材をさておき予約状況をちゃっかりチェックしちゃうほど・・・)
写真ではお伝えしきれないほど、
本当に本~当に
良いところでした~~~(^-^)♪
「プライベートで来よ~ね~♪」と、町並みと古民家ですっかり気に入った私たちでしたが・・・
なんと!!さらに!!クルージング体験ができるんです!!♪
写真後方が『鵜鷺げんきな会』の
安部勇さんです。
船も安部さんが運転してくださいました!
私たちも早速体験させていただいちゃいました☆
ライフジャケットをつけて・・・
しゅっぱーーーーつ♪♪
結構速いんです(@_@;) この日は少し波があったので、ほどよいスリルが余計楽しかったです☆
風がきもちい~~~♪♪♪
クルージング体験では、
洞窟探検や、島めぐり、
夕日鑑賞、海ホタル鑑賞などをはじめ、
希望に応じたコースを
案内してもらえます!!
この日は波が高くて洞窟へは入れなかったのですが(→この写真のような船がギリギリ入れるような洞窟に入れます☆)
すっごく楽しそうだと思いませんか!?
水もとってもきれいでした☆彡
船から見る景色も、いろんな島や洞窟があり
どれも形や岩肌も様々だったので
周りの景色を見るのもとてもおもしろかったです♪
5月~7月は、夜の海がきらきらと光る海ホタルを見ることができたり、海に沈む夕日を海の上から鑑賞できたり、 想像しただけでロマンチック~♡♡♡
あ~楽しかった・・・♪
お話しがとってもおもしろく、
安部さんのガイドがあったので
素敵なこの町がより一層楽しめました☆
安部さん、
ありがとうございました(^-^)♪
この鵜鷺地区にもっとたくさんの人に来てほしいとお話しされてた安部さん。
1日では楽しみきれないほど、鵜鷺の良さはたくさんありました!
鵜鷺地区でしか過ごせない時間と
鵜鷺地区ならではの体験ができる
「うさぎの楽校」
みなさんもぜひご参加ください。
詳しくは「鵜鷺げんきな会」のHPで
チェックしてくださいね♪
田舎のおじいちゃんちに帰ったような、
親戚のおうちに遊びにいったような、
そんな穏やかなあったかい鵜鷺時間(うさぎじかん)をぜひ体験してください♪
ワクワク楽しい夏のお出かけにとっっってもオススメな鵜鷺(うさぎ)地区でした。~★
◆◇◆◇◆◇ 本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会 ◇◆◇◆◇◆
真咲 郁&大地が訪れたのは江津市本町。
悠々と流れる、江の川。
江の川に架かる新江川橋を渡ると、そこには赤い屋根の町並みが広がっていました。
江津本町は古くから江の川の舟運と日本海の海運の要所として栄えた町で、
川岸から町中に向けて多くの廻船問屋が軒を連ね石見地方でも有数の繁栄ぶりだったそうです。
そんな赤瓦が輝く素敵な江津本町で活動しおられる
「本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会」
についてお話を聞いてきましたよ~♪
お話を伺ったのは、本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会 協議会長 の 黒川 聰 さんです。
本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会とは・・・
先人たちの偉業を知り、地域の文化や歴史を見直し「天領江津本町甍街道」を
新たな夢街道として住み続けたいまちづくりに取り組んでおられる団体なんです!
「天領江津本町甍街道」ってどんな道?
江津本町は天領(幕府直轄領)に属していたので、大名領(浜田藩)との境界までの
凡そ800メートルを天領江津本町甍街道としているんです。
黒川さんたちは町の歴史を大切にしつつ、
たくさんの人に江津本町の良さを知って欲しいと色々な活動をしておられました。
そんな活動をいくつかご紹介しまーす★
まずはコチラっ↓↓
石見焼の「はんど(水瓶)」
江津市は石州瓦とともに石見焼の産地でもあったので、
現在残っている焼き物に銘を掘ったりして活用されているんです。
色々な形のものがあっておもしろ~ぃ♪
江津本町の中の国の登録有形文化財に登録されている6カ所の建物の前にも設置されていて
江津本町の町並みにとてもマッチしていましたよ。
実ははんどの写真の中にもうひとつ黒川さんたちの活動が隠れていたんです!?
実は「天領江津本町甍街道」
この街道の名前もみなさんで考えられたものなんだそうですよー!!
歴史と地域の重要性を物語る「天領」と、さらに当時より赤瓦の輝く町であり、
現在においても全国的な知名度と生産量を誇る石州瓦の主生産地である江津市の将来を
瓦に託しながら「夢と瓦」の思いも込め、「甍」の文字を使って
「天領江津本町甍街道」と命名されたそうです。
みなさんの思いがとーってもつまった街道だったんですね☆
町の中を歩いてみると歴史をたーっぷり感じる町並みがたくさん残っていました。
こちらは「藤田家住宅」
本町を代表する近世住宅として
貴重な建物だそうですよ。
赤瓦と言っても家によって形が違ったりして
違いを見つけるのも楽しい♪
1歩奥に踏み入れると、昔の町がそのまま残っているような・・・
そんな懐かしささえ感じるような町並み・・・
太陽の光を浴びた瓦がキラキラ眩しい☆
歩いていると江津本町の中にひときわ目立つ洋風な建物が!
こちらは「旧江津郵便局」
明治時代に建てられたもので、各所に洋風のデザインを取り入れた擬洋風建築物。
柱の水色の塗装も当時の色を再現されているそう。
このオシャレな感じ、当時の建物としてはとても斬新なデザインだったに違いありません。
建物の中はこれまたオシャレ。
洋風なのに2階部分にはなぜか襖!?!?
洋風な中に和の心も忘れないデザインになってるんですね。
中は改装されているそうですが
柱や間取りなど当時の物を残せる部分は残し
大切に保存されてるそうですよ。
この川沿いにある穴のあいた石も
実は歴史のある石。
これは「鼻ぐり石」と言って、小作などが
荷物を運んできた際に牛馬を繋いだもの。
現在も川沿いに15個の鼻ぐり石が残っています。
こちらは「二楽閣(じらっかく)跡」
昔、この上には大きなお屋敷が
建っていたそうです。
現在は石垣や土塀の一部が残っていますが
丸みのある石垣も珍しいですよね。
この石垣もキレイに保存する活動なども
されてるそうです。
二楽閣のすぐ横には江の川が流れ、ロケーションは最高ー!!
ここで江津本町の繁栄ぶりを眺めていたのかもしれませんね・・・
お話を伺った黒川さん、実は町並みガイドもされているということで
おススメのスポットも教えていただいちゃいました~♪
江津本町にある「山辺神宮」
ここに今話題になっているパワースポットがあるそうなんです。
階段を上がり拝殿の左脇へ進んで行くと→→
ありましたー!!パワースポット『願い石』
願い一つを心に込めてふれれば必ず聞きとどけられる一願成就の霊石と言われているんです。
願い石には白龍のような白い模様が!
この白龍が願いを運んでくれるそうですよ。
願いをこめてさわってみてくださいね★
みなさんもだんだん「江津本町」に行きたくなってきたんじゃないですか?
そんなみなさんに朗報ですよ!!
なんとッ、5月19日(日)に江津本町が楽しめるイベント『ふらり』が行われるんです。
ということでイベントについて
本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会 ふらり実行委員会 の 藤田 貴子さん
にお話をお伺いしました。
『ふらり』とは・・・
今年で11回目をむかえるイベントで江津本町に歴史ある街並みがあることを知って欲しい、
ぜひ江津本町を訪れて欲しいという思から始まったイベントなんです。
イベント内容はご覧の通り、和装コスプレにこだわりのショップの出店にまちあるきなどなど盛りだくさん♪
この他にも山辺神宮で貴重な古事記絵巻が見られたり、長州藩のコスプレをした人が歩いたり
陣屋そばが食べられたりと色々あるそうですよ。
さらにいわみん提供で行われるまちあるきでは、黒川さんが案内人をされますよ。
まちあるきの詳しい内容、参加方法などは
「いわみん~いわみの国をみんなで遊ぶ~」の公式Webサイトで確認できますので要チェックです。
むかし薫るレトロな町並みの中で楽しむイベント「ふらり」
ふらり市やオリエンテーリングを楽しみながら、本町の歴史ある町並みを
ふらり・・・と歩いてみてください♪
≪開催日時≫ 5月19日(日) 10:00~15:00
≪場所≫ 江津市江津本町
≪問い合わせ先≫ 電話:090-5779-4164
イベント内容について詳しくは『ふらり江津』と検索して頂き、ブログで確認してみてください。
昔の懐かしさが残る「江津本町」、本当に素敵な町でした。
みなさんもぜひ「江津本町」で歴史と文化にふれる旅をしてみてください。
黒川さん、藤田さんありがとうございました~☆
5月12日は「母の日」。みなさん何をしてあげるか決めましたか?
カーネーションやエプロンなどをあげるのもいいですが
一緒に出かけて何にもかえられない思い出をあげるのもいいと思いませんか。
まだ迷っているなら、思い出のプレゼントをしに出かけてみてください☆
それでは来週の「しまねGO!LAND!!」もお楽しみに~♪
♪ ソングリスト ♪
脱ディストピア / PUFFY
同じ空の下 / 高橋 優
アンマー~母唄~ / RSP
ジョイ・トゥ・ザ・ワールド / スリー・ドッグ・ナイト
奏 / スキマスイッチ