1月25日 ~ ぽんぽこりん & 都治神楽社中 ~
まちあるき | 2014年1月25日
今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
今週番組でお伝えしたのは
民話サークルぽんぽこりん & 都治神楽社中 でした。
○●○●○ ぽんぽこりん ○●○●○
今回僕コジローとだいじゅは、
鹿足郡吉賀町で 民話サークル 「ぽんぽこりん」という団体で
民話紙芝居をご披露されている、
三浦ちづるさん にお話を伺って来ました~♪
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待ち合わせしたのは、三浦さんの工房「Pacha(パチャ)」
Pachaは植物の弦を編みこんだ、おしゃれな小物やバッグなどを創作する工房。
そこで、最初に迎えてくれたのが…
毛色がグレーで、ロシアンブルーみたいに美しい猫!その名も「グラビス」
無類の猫好きの二人のテンションは、もちろんアップ!!
幸先の良いスタートになりました!
でも、
エントランスの傍らからして、なにやら芸術の香りが…
ほほぉ…屋内に入って、納得!
それもそのはず、三浦さんはツヅラ藤のツルを使って、籠やバッグ、
そして可愛い小物を作っておられる方だったのです。
とっても、素敵な工房で、とっても素敵な商品を作っておられました。
その三浦さんが、こちらの方!
笑顔が優しい!お話口調も優しい!
でも、少しおっちょこちゃい!(本人曰く)
実は、この日も…
あ、これは三人とグラビスの秘密でした!
三浦さんの了承を得られたので、お若い頃の写真もご披露!
さてさて、本題の 民話サークル「ぽんぽこりん」のお話。
そもそも「ぽんぽこりん」の名前の由来は…
三浦さんが、昔聞いた童話が基になっているそうです。
内容は…
タヌキのおじいちゃんが、おっきなお腹を「ぽんぽこポンポコポンポコリーン」って叩いて
子供タヌキを集めて、お噺を聴かせる内容。
なる程、三浦さんのやっておられる団体のネーミングとしてはピッタリ!!
「ぽんぽこりん」の活動の拠点は…
吉賀町柿木公民館
ここで、月に一回の集会を行われてるそうです。
会員数は、現在8名
平均年齢は60歳を越えられてるとのこと。
しかしながら、精神年齢は…なんと10代です!
と、怪気炎を上げておられました!
三浦さんのお話しを聞かせていただいていると
妙に納得させられた自分がいたことは、隠せない事実です。
上の写真は、「ぽんぽりん」のメンバー(一部)です。
いやー、お若い!
注)後ろの武者は、関係ありません!
そもそも「ぽんぽこりん」の紙芝居は、地域のお年寄りから聞いたお話や
吉賀記、町史、村史から引用して
その後再話というカタチで文章化し、それに紙芝居の絵を添えたもの!
いわば、「ぽんぽこりん」のオリジナル紙芝居なのです
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そんな「ぽんぽこりん」は、アクティブに発表の場を持たれています。
例えば…
※町内のふれあいサロン
※町内の老人施設
※小学校(月に一度実演)
※柿木あったかフェスティバル(毎年2月or3月)
※吉賀町チャリティ余芸大会(毎年12月開催)
※主要イベント会場(神話博しまねに参加)
※益田グラントワ 室町文化フェスティバル(年に一度参加・春or秋)
発表会の雰囲気を味わっていただくために
会場での写真をお借りしましたので、皆様にもご披露します!
これらの写真は、グラントワの発表会とおっしゃっていました。
次の写真は、定例講演時の雰囲気。
いかがでしたか?
なんか、あったかそうな雰囲気が伝わってきませんでしたか?
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そんな三浦さんの夢は、
同じような想いで活動されている、他の団体・人との交流を深めたい!
できることならば「交流発表会」を開催したい!
そして、民話サークル「ぽんぽこりん」を通じて
お子様だけではなく、老若男女問わず“紙芝居”を見ていただき、
様々な方々との縁を紡いで行きたい!
また、「ぽんぽこりん」の活動に興味を持ってくださって
一緒になって、新しい「ぽんぽこりん」を創ってくださる「仲間」も募集しています!
とのことでした。
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そんな民話サークル「ぽんぽこりん」の“紙芝居を”生で見る機会があります!
柿木あったかフェスティバル
日にち:3月8日
会場:吉賀町ふれあい会館
時間:9:30~10:00(フェスティバル自体は9:00~14:00)
ご近所の方・そうでもない方…
民話に興味ある方!紙芝居に興味がある方!
そして「ぽんぽこりん」の活動に参加してみようかな?とお考えの方!
どうぞお気軽な気持ちで、見に行ってくださいね!
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では、最後に三人とグラビスでセルフタイマーで記念写真!
お、おい!グラビス!
肩にかけてる手は、めっちゃ可愛いのに
なんちゅうビームを放ってるねん!(怖)
◆◆◇◇◆◇ 都治神楽社中 ◇◆◇◇◆◆
今回私きことゆうちゃんは江津市で、
都治神楽社中の顧問 林浩司さんと、同じく団員の林史浩さんにお話を伺って来ました~♪
実はこのお二人は親子で、ご覧の通り大がつく程の神楽好き親子なんです!!(笑)
お二人とも、とっても楽しく、勉強になるお話をありがとうございました(^-^)
迫力のある蛇胴が気になるところではありますが、その話は後ほど詳しく(^_^)/
ということで、
まず始めにお話を伺ったのは、都治神楽社中の顧問である、お父様の林浩司さんです☆
林さんには、都治神楽社中や石見神楽についてお話を伺いましたよ♪
石見神楽とは、基本的に大田以西の島根県西部で盛んに行われている郷土芸能です!
石見地方の方々にとって石見神楽は生活の一部であり、お祭りであり、
小さい頃から、お囃子のリズムが体に染みついているんです!
林さんが子どもの頃は、神楽が舞われる宮祭りの時に
近所の子ども達全員が神社に集合して、神楽を楽しみにしていたとのこと(@^^)/~~~
また現在でも、お囃子の音が聞こえてくると自然と子ども達が集まってくるような、
石見神楽は石見地方の人々にとって欠かせない郷土芸能です☆
また、石見地方の子ども達にとっては、神楽の演目に登場する
スサノオや大江山がテレビのヒーローみたいな存在なんですよ(^-^)
しかし、神楽と言っても、県内にも様々な系統のものがありますよね(^v^)
大きく分けて、出雲神楽、隠岐神楽、石見神楽の3つですが・・・
この石見神楽の特徴は、なんといっても豪華な衣装と派手なパフォーマンスです☆
衣装の早替わりや激しい太刀舞い、煙幕の使用、大蛇が火を噴く姿など迫力満点の演出、
そして、ストーリーも明解なので、子どもや初めての人でも自然と神楽の世界を楽しむことが出来ます(^_^)/
また、多様な演目を様々な演出効果を駆使しながら演じる神楽でもあります♪
林さんの言葉を借りると、石見神楽は進化する郷土芸能です(●^o^●)
その他、石見神楽の特徴として、台本があるというのもポイントです\(^o^)/
こちらがその台本ですが、台本があるということは、物語や台詞が決まっているということ!
しかも、この台本は昔から公に受け継がれているもので、
書店でも販売されているくらいポピュラーなものなんです(@_@;)
驚きですよね~!
そして、今回林さんのお話の中で一番驚いたのは、
公演の際、台本を見ながら観賞している方がいること!
皆さん、次の展開を分かっていながら神楽を見るんです!
結末が分かっていては面白くないだろうと思うんですが、
答え合わせのように観賞するといった楽しみ方なんです(@_@;)
変わっていますよね~!
なので、何十回で見ても飽きないんです(*^_^*)(笑)
そんな石見地方を拠点に活動されている都治神楽社中は、
地元の方々がら深く愛されている人気の石見神楽を舞う団体です(^_^)/
そんな都治神楽社中の人気の理由は
なんといっても派手な衣装と、迫力のパフォーマンスです!!
結成されたのは約50年前、
林さんのお父さんの代に結成され、お父さんも所属されていたので、
林家は3代続く神楽一家(^-^)
最近では、林さんのお孫さんも神楽を始めて4代目にバトンが渡されたところです!
林さん自身も、神楽愛好家!いや、専門家!という程知識も豊富なんですが、
最近まで、重要な演役で舞台にも立っておられました(^^♪
ということで、
実際に石見神楽の演目、大江山の口上を聞かせてもらえることに!!
先程までの柔らかい表情が一変し、一瞬で役に入る林さん!!圧巻です!!
迫力がすごくて、鳥肌が立つほどでした(@_@;)
これまで、あまり神楽を見たことがなかった私でも、
一瞬で引き込まれるような演技力、実際に生で観賞してみたくなりました(・へ・)
その感動の想いを伝えると、近々都治神楽社中の大きな公演が開催されるとのこと!!
これは行くっきゃないでしょう!!テンションが上がりまくりの私です(笑)
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/その公演がこちら\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
場所:プラバホール(島根県松江市)
日時:1月26日(日) 開場13:30 開演 14:00
出演:都治神楽社中
前売り券(当日券):S席 3,500円(4,000円) A席 2,500円(3,000円)
お問い合わせは
プラバホール ℡0852-27-6000
ローソンチケット ℡0570-084-006
アイ企画 ℡050-3458-1046 まで(^^♪
人気の公演なので、チケット早いもの勝ちです\(^o^)/
皆さん、是非足を運んで見て下さい♪
それにしても、周りを見渡すと、あちらにも・・・
こちらにも・・・
般若や
スサノオ・・・
つい、多過ぎやないかーい!!
と言ってしまう程のお面、神楽グッツの数々が\(^o^)/(笑)
私がこんなに多くのお面を飾っているお宅は初めて!
なんて話をしていると、
実はお面を作ったりもするんですよ、と息子の史浩さん。
へぇ~、そうなんですか~(^-^)
・・・って、
ええええ~!!?
お面って作れるんですか(@_@;)!?
ってそりゃあ、誰でも作れる訳はありません!!
実は史浩さん、蛇胴を制作される職人なんです(@^^)/~~~
蛇胴とは、石見神楽の演目にもあるヤマタノオロチの大蛇の胴体のこと♪
最近では、蛇胴に留まらず、お面も作っておられるんです\(^o^)/
手先が器用でないと出来ない、職人技!!すごいですっっ(@_@;)
先程の写真の中にも史浩さんが作られたお面がありますが、
これは、実際に公演に使用された時の写真☆
なんとも迫力がありますよね~(^^♪
お面も素晴らしいところですが、
史浩さんの本業は、やっぱり蛇胴職人(●^o^●)
ということで、蛇胴の制作現場も見せて頂いちゃいましたよ~(*^_^*)
まず、こちらは竹を細くカットして、輪っか状にしたもの☆
これが、蛇胴の骨となるものです(@^^)/~~~
実は、この輪っかを作る作業が何より難しいそうです(@_@;)
そして、作業中の様子がこちら(^_^)/
実際に骨を組み立てた時の様子です♪
ここに、石見地方の特産品である石州半紙を張っていくんです!
こちらがその石州半紙です(^-^)
石州半紙は、
強度が強く、やわらかな肌触りで、蛇胴にとても適していることで有名(^_^)/
石見神楽には、欠かせない材料の一つです☆
そして、じゃ~んっ!!
実際に張って、乾かしたものがこちら\(^o^)/
結構な大きさがありますよね!一つの長さが約170センチ!
これを9本繋げて、一つの蛇胴になります(^_^)/
いや~、本当に手間ひまかけて一つの蛇胴が出来あがるんですね~(・へ・)
その時、謎の物体を発見!!
ロケット?いやはや、羽子板!?なんとも言い表せない形です・・・
史浩さんも、昔からの伝統でこの形なんですよ、と謎は深まるばかりです・・・
そんなところにお父様が、完成品の蛇胴を見せて下さるとのこと(@^^)/~~~
近くで見ることはなかなかないので、嬉しいお言葉です(●^o^●)
それが、こちら\(^o^)/
史浩さんが扮する大蛇です!!
頭はお家にあったものということで色が違いますが、間近でみると迫力満点!!
やはり、いつも舞っておられるだけあって、一瞬で役に入られる史浩さん。
本当、そこに大蛇が現れたような緊迫感がありましたよ(*^_^*)
そして、めったにない機会なので
私達も入らせてもらっちゃいましたよ(Ξ^・ω・^Ξ)♡♡
まずは、ゆうちゃん(^O^)/
ゆうちゃんが入ると、途端に大蛇が大きく見えます(^O^)/(笑)
そして、私も(^^♪
我ながら、喜びが全面に表れている一枚です(^-^)(笑)
めったに大蛇を巻きつける機会はないので、二人とも大盛り上がり♪
そして、盛り上がった気持ちは留まらず、更にもう一枚\(^o^)/
本当に色鮮やかで美しい大蛇ですよね~!
貴重な体験をありがとうございました(*^_^*)
この大蛇を巻きつけている時・・・(^_^)/
見つけたんです!!あれを!!
こ、これは・・・!?
さっきの↓ですね!?
どんだけもったいぶるね~ん!という感じですが・・・
これは大蛇の尻尾だったんですね~(^_^)/
胴体は尻尾にむけて、段々細くなっているので
9本目はこんな骨組みになります(^-^)!
いや~、奥が深いですよね(^v^)
最後に・・・
こちらは林家の「うずめちゃん」です♪
この”うずめ”という名前も神話からきています(^^♪
まさに、神楽人☆
神楽を愛するとっても素敵なお二人でした(●^o^●)
大変お世話になりました(*^_^*)
大寒を過ぎて、寒い日々が続きますね!
下半身の心臓と言われるふくらはぎを揉むと
冷えが解消されるそうですよ(^v^)♪
皆さんも是非、お試しあれ~☆☆
来週は一畑電車と瑞穂リゾートの取り組みについてお届けしますよ~☆
それでは来週の「しまねGO!LAND!!」もお楽しみに~♪
♪ ソングリスト ♪
I FOUGHT THE LAW / THE CLASH
カントリーロード /竹仲絵里
ええねん/ウルフルズ
SOMETHING ELESE/Good charlotte
気にThrough、気にしNight/植村花菜