しまね GO!LAND!!

提供/神々の国しまね実行委員会(島根県観光振興課)

4月27日~出雲大社「平成の大遷宮」特集~

今週しまねGO!LAND!!いかがでしたか?

今週番組でご紹介したのは、

出雲大社「平成の大遷宮」特集ということで
平成の大遷宮奉祝行事神門通り甦りの会神迎の道の会
をご紹介しました。 
3月にも出雲大社「平成の大遷宮」についてご紹介しましたが、その時が目前に迫ってきました。
ということで増々活気づいてきた出雲大社と出雲大社周辺を
改めてご紹介したいと思います。

 

 

まずは真咲 郁&エミゾーが「平成の大遷宮」についてお話を聞いてきました。
もちろんやってきたのは“出雲大社”

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こちらが出雲大社正門。
この場所は勢溜(せいだまり)と言われていて立派な大鳥居が立っています。

 

鳥居をくぐると全国的にも珍しい下り参道が続きます。

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手水舎で身を清めたら
いざ、本殿へ!! 

 

 

 

 

 

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 立派な本殿が見えてきましたよー☆
わかりますか?前に見えているのが今神様がいらっしゃる御仮殿。
奥に見えている建物が本殿です。
遠くに見えているのに、存在感というか荘厳な感じが半端ないです!

 

さてここで「平成の大遷宮」についておさらいです。

遷宮とは…
御神体や御神座を本来あったところから移し、社殿を修造し、
再び御神体にお還りいただくことです。
その意味には諸説あり、
 (1)木造建築の建物を維持していくため
 (2)社殿の建築など様々な技術を継承していくため
 (3)神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う
(神の力がリフレッシュされる)
 などと言われています。

 

この遷宮が平成という時代に出雲大社で60年ぶり行われているんです!!
平成20年4月に御祭神である大国主大神が御本殿から
御仮殿に御遷座される「仮殿遷座祭」が執り行われました。
そして翌21年から、御本殿のみならず摂社・末社も、修造工事が進められてきました。

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こちらの大屋根は檜皮(ひわだ)を撤去し、新しい檜皮で葺き作業が行われました。
また明治の正遷宮の際に、鬼板や千木・勝男木などを覆う銅板には、
松ヤニやエゴマ油、鉛、石灰を混ぜた「ちゃん塗り」と呼ばれる塗装が
施されていたことが分かり、今回の修造では、
約130年前の大屋根が「ちゃん塗り」によって再現されたそうです。
本殿の大屋根は遠くからでもわかるほど本当に大きいんですが、
ほとんどの作業は手作業で行われたんだそうです。

 

平成25年長い年月をかけて行われた修造工事を終え、
ついに大国主大神が新しく生まれ変わった御本殿にお還りになられます。
5月10日には大国主大神が御本殿にお還りになる「本殿遷座祭」が執り行われ、
本殿遷座祭のあと一連の神事が執り行われるそうです。

さらに本殿遷座祭の斎行を記念し、神楽、能・狂言、
流鏑馬など伝統芸能や、コンサートなど多くの奉祝行事も行われるんです。

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奉祝行事が行われる特設ステージも
着々と完成に近づいていました♪

 

 

 

 60年ぶりの遷宮ですから、このチャンスを逃すわけにはいきません。
この機会に新たな気持ちで出雲大社に参拝しましょう★

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出雲大社 禰宜 の 平岡邦彦さんにお話を伺いました。
ありがとうございましたー!!

 

 

~~ さて、次は奉祝行事についてご紹介いたします。~~~

 

 奉祝行事とは・・・

5月10日に行われる本殿遷座祭お祝いして
5月12日~6月9日まで出雲大社境内の会場で様々な催し物が行われます。
その催し物を奉祝行事といいます。

1500人も入れる特設ステージが出雲大社の東神苑に登場するんですよ!

29日間連続で様々なステージが披露されます。
出演する団体数は82!!!延べ97公演を予定しているそうです!!!

 

 

 どんな公演があるかというと・・・

石見神楽・出雲神楽・安来節・などの島根県の伝統芸能!

そして蹴鞠(けまり)や、流鏑馬(やぶさめ)などの日本の伝統行事!

櫻間右陣さん野村萬斎さんによる能や狂言!

そして山崎まさよしさんや、元ちとせさんのライブ♪

山根万理奈さん、六子さん、遊吟など地元アーティストのコンサート♪

浅野温子さんや、水野真紀さんの神話の語り!などなど!

 

ほんと色々なジャンルの公演があります!でもこれほんの一部なんです。
まだまだ他にもたくさんのステージが行われるんですよ。すごいですよね!

 

 

では、ステージの一部を写真付きでご紹介しましょう♪

石見神楽 西村社中

 

 

浜田市の 西村神楽社中


活発な石見8調子神楽を継承する社中で
リズム感あふれる
ダイナミックな舞が特徴
 !

海外公演もされていて
海外のお客様からも高評価を得ているそうです。

 

 

 


大浦大神楽
 こちらは岩手県山田町の 大浦大神楽保存会

奉祝行事には東北大震災の復興を願って岩手・宮城・福島の郷土芸能団体も参加されるんです。
島根県ではあまり見る事ができない貴重な伝統芸能を見れるチャンスですよ!!

 

 

蹴鞠

 

 

こちらは蹴鞠(けまり)

 

なんと約1400年前
伝わってきたと言われているそうです!

 

伝統と歴史ある蹴鞠
ぜひこの機会にご覧ください。

 

 

 

 

津和野 鷺舞 

 こちらは国の重要無形民俗文化財に
指定されている神事

津和野の 鷺舞(さぎまい)

 

白と赤の美しい衣装の総重量は
なんと15キロ程もあるそうです。

そんな重さを感じさせない
優雅な舞をお楽しみください。

 

 

 

 交通規制について

 出雲大社勢溜前の道路では
5月10日(金)・11日(土)~26日(日)の土日に交通規制を行います。
規制時間内は一方からしか通行できない道路がありますので、
事前にチェックされることをおすすめします!

5月10日(金)と、5月11日~26日までの土日は無料シャトルバスも運行されるそうです。

島根ワイナリー、島根森紙業、出雲文化伝承館から、
古代出雲歴史博物館バスターミナル行きです。
10分~15分間隔での発車を予定しているそうなので、ぜひご利用くださいね♪

そして公共交通機関のご利用もおすすめですよ♪

 

運行時刻その他の行事になど詳しくはウェブで!
奉祝行事ガイドホームページで検索してくださいね♪

出雲市内を中心に公共施設や観光施設、JRの駅や道の駅等に
パンフレット置いてありますのでぜひゲットしてください(^O^)/

 

奉祝行事は6月10日以降も続くそうです!
谷村新司さんのライブや、歌舞伎舞台や、大相撲など!ほんとに豪華です!
ぜひ何度でも足を運んでくださいね♪

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  今回奉祝行事についてお伺いしたのは 平成の大遷宮奉祝事業実行委員会事務局萩 雅人さんです。
萩さんありがとうございました。

 

 

 

 ~・~・~ 神門通り ~・~・~

出雲大社「平成の大遷宮」に向けて盛り上がっているのは
出雲大社だけじゃないんです!!

ということで再び、真咲 郁&エミゾーの出番です。
遷宮に向けますます活気づく神門通りをゆっくり散策してきました☆
一緒に歩いてくださったのは 神門通り甦りの会 会長 田邊 達也 さんです。

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神門通りは勢溜を背にして南の大鳥居までの520メートル続く通り。
たくさんのお店が立ち並ぶと~っても素敵な商店街なんです☆

昨年、神話博しまねが始まった時にも神門通りをご紹介しましたが
その時から約10店舗もお店が増えたんだそうです。

 

勢溜からすぐのところに3月にオープンしたばかりのお店がありました。

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くつろぎ和かふぇ「甘右衛門」(あまえもん)
和かふぇの名にふさわしい和風のおしゃれなお店ですね★

こちらが店長 林 孝宣 さん

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実は林さん出身は大阪。
しかし出生が出雲ということで神門通りにくつろぎ和かふぇ「あまえもん」をオープンされたそうです。
これこそまさに“ご縁”、出雲大社のパワーが人と人を繋いでくれるんですね。

 

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店内も落ち着いた雰囲気でと~ってもステキ☆
地下1階にも客席があり、1階とは違った
少し洋風な造りになっているそうですよ。

 

 

 

 

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お店のライトのステンドグラスもとってもお洒落♪
このステンドグラスのデザインをされたり
コーヒーカップなどもこだわって選ばれたそうで
林さんのこだわりがたっぷり詰まったお店でした。

 

 

 

 

「甘右衛門」 のおススメはこちら↓↓

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ボリュームたっぷりでおいしそう!!
歩き疲れたら、くつろぎ和かふぇ「甘右衛門」 で癒されてください。

 

ちょっと歩くと甘くていい香りが・・・

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 こちらも新しくオープンしたお店 『福乃和』

 

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なんじゃこりゃ~、ちょーカワイイ!!
甘い香りの正体はふぐの形をした大判焼き
“おふく焼き”
こんなにかわいかったら食べるのがもったいない・・・
 

 

 

 

 

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けど、食べちゃう~!!
んー、中のあんこが甘くて生地はモチモチ。
食べ歩きに便利な小さめサイズです。
おふく焼きを食べて福を招きましょう♪ 

 

 

 

「福乃和」にはふぐを使った加工食品やかわいいパッケージのお土産がいっぱい★

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お守りみたいなパッケージがとってもキュート♪

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 ハートのバームクーヘンやかわいい箱に入ったお菓子など、
おみやげにはうれしい食べきりサイズのものもたくさんありましたよ~。

福乃和の通りに面してるところは実は2階。
横からみるとこんな感じになってるんです。

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どこのお店も地形を上手く使ってお店を設計されておられましたよ~。

 

1階は休憩スペースになっていて無料開放されてるんですよ。

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 この様に神門通りはおもてなしにあふれているんです☆
そんな素敵な神門通りも今のような賑やかな商店街になるまでには
いろいろなご苦労があったようです。
田邊さんが代表をされている神門通り甦りの会も神門通りを盛り上げるために活動されています。
平成19年にスタートした神門通り甦りの会のメンバーは最初は田邊さんを含めた3名だったそうです。
しかし“昔のように活気のある神門通りを甦らせたい!!”
そんな想いから活動を続け、今ではたくさんのお店が出店し
住民の方、お店の方、神門通りのファンの方など55名のメンバーがいらっしゃるそうです。

活動の源にあるものは「おもてなし」
神門通りではたくさんの「おもてなし」を発見することができるんですよ♪

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こちらのお店は『日本ぜんざい学会 壱号店』
実は田邊さんはこの日本ぜんざい学会の創設者であり、現在は出雲ぜんざい学会と
名前が変わりましたがその会長もしておられるんです。
そして出雲ぜんざい学会をつくられたのも、ぜんざいを通してこの出雲をもっと知って欲しい
というお気持ちからなんとこちらは1人で始められたんだそうです。

この写真の中にもおもてなしがありました。

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こちらは“日よけ暖簾 ”
神門通りにあるいろんなお店に飾ってあります。
これは神門通りに来られたお客様をお迎えする気持ちを込めて飾られています。

 

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こちらにある縁台もおもてなし♪
神門通りを訪れた人が誰でも利用できるように、色々な場所に設置されています。

 

 

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ここにもたくさんのおもてなし☆
景観を良くするために電柱をなくしたそうです。
そして道路も車がスピードをださないように中央線をなくしたり、車が歩道に寄らないように
石畳の汲み方を変えるなどの工夫がされていました。
何気なく歩いているこの神門通り全てがおもてなしの気持ちでできているんですね。

 

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こちらは“神門通り交通広場 ”
観光客の方が神門通りに来やすいように
神門通り中ほどに駐車場が設けられています。

 

 

 

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“おもてなしステーション”
ここでは神門通りのご案内をしてくれます。
さらに神門通りだけではなく県内施設の
パンフレットもたくさん用意されてるそうです。

 

 

 

この他にもたくさんの「おもてなし」が神門通りにはあるんです。
そんな「おもてなし」ポイントを探しながら歩いてみるのも楽しいですよ♪

 

しかし、なんといっても田邊さん自身が“おもてなしの人”なんです。
田邊さんは神門通り以外の場所でお仕事をされているにも関わらず
毎日1回、時には1日に2~3回神門通りを訪れるそうです。
そして必ず着用しているのがコチラ

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これは田邊さんが観光に来られた方に話しかけたり、
反対に観光客の方が話かけやすくする為なんだそうです。
たくさんの方に神門通りを知って楽しんでもらうために
田邊さんは日々おもてなしの心で神門通りを見守っておられるんです。
この紫のハッピが田邊さんの目印ですよ。
田邊さん、ご案内ありがとうございましたー!!

 

こちら神門通りでは5月10日(金)の本殿遷座祭の日には
お店の営業時間を延長したり、150基の行燈を灯してお出迎えをされるそうです。
そしてこれからもどんどん新しいお店がオープンするそうですよ。
出雲大社参拝の際にはぜひ神門通りをゆっくり散策してみてください♪

 

 

 

 

さあ今回の最後にご紹介する団体は神迎(かみむかえ)の道の会です 

 

神迎の道とは…
旧暦の10月(出雲では神在月)全国から八百万の神々が集まられて
出雲大社で縁結びの会議を行います。
その際に稲佐の浜でお迎えされた神々が出雲大社まで向かわれる道を「神迎の道」と言います。

 

そしてその神迎の道の「風習」や「おもてなしの心」を守るために 発足したのが
神迎の道の会 なんです。

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さっそく神迎の道を稲佐の浜まで歩いてみましょう♪

 

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神迎の道は昔からある道なので
ちょっと細い道です。
通りにはお店や家が
建ち並んでいます。

 

 神迎の際には
この道にはしめ縄が張られて
一気に神聖な空気になるそうです。

 

 

  

私たちが神迎の道に入った時にすごく尻尾の大きい(太くて長い)黒猫がお出迎えしてくれたんです!
すぐに行ってしまったんですが神様の使いだったような気がする(^^♪いいことありそう♪

 

 

そして神迎の道を歩いているととっても心があったかくなります。
その理由がこちら・・・

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神迎の道沿いの家々で通りを歩く人を歓迎するように お花が飾られているんです。

 

そして、ほんとに多くのお家やお店で見られたのがこの竹筒に飾られたお花。

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実はこの竹筒は「潮汲(しおくみ)というものです。

 

大社には昔から「潮汲み」という風習が残っています。

 毎月1日の早朝、大社の人々は稲佐の浜で海水をこの竹製の「潮汲」に汲みます。
そして出雲大社や氏神様にお参りし、
「潮汲」に汲んだ海水を笹の葉で撒き浄めます。
その後、潮汲の海水を自宅に持ち帰り、
玄関・神棚・仏壇・釜場・戸口・便所・各部屋そして家族にまいて浄めます。

この「潮汲み」という風習が大社の家々で代々続けられているそうです。 

 

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神迎の道の会の活動 「潮汲み体験」

神迎の道の会では、
「神迎の道」や、この「潮汲み」の風習を 多くの人に知っていただきたいということで
潮汲み体験の活動をしておられるんです。

1日の朝に集まって大社のみなさんと一緒に潮汲みをする体験です。
東京や大阪からも参加するお客様がいらっしゃるそう。
古くから続く風習に参加させてもらえるなんてすごく貴重な体験ですよね。

ご興味のある方はぜひ「神迎の道の会」のウェブサイトからお申込み&お問い合わせくださいね♪

 

SANYO DIGITAL CAMERA 大社に昔から残る風習「潮汲み」
その潮汲にこうして季節のお花を飾るのは、
この道沿いの方々の「おもてなしの心」なんです。

 

 そして神迎の道沿いのたくさんのお店には日よけ暖簾がありました。  

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色とりどりの日よけ暖簾もまたおもてなしの気持ちだそうです。

お店によって色もデザインも違うので見ていても楽しいですよ(*^_^*)

 

 

さあ、神迎の道を歩いていよいよ稲佐の浜に到着しました。

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ここで旧暦の十月十日に全国から神様をお迎えするんです。
そしてこの稲佐の浜は、国譲り神話や国引き神話の舞台にもなっているとても神聖な場所なんです。

 

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潮汲みではこの浜で海水を汲みます。

神聖なこの浜で汲む海水は
きっと特別な水なんですね。 

 

 

 

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今回「神迎の道の会」についてお話を伺ったのは 神迎の道の会の 青木 敦生さんでした。

 

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青木さんに神迎の道の魅力を聞いてみると、

昔から残っている言い伝えや風習を
みんなが大事に守っていること
そして潮汲に飾ったお花や日除けのれんで
おもてなしの気持ちを表しているところだと
教えてくださいました。

 

そして神々がお通りになる神聖な
「神迎の道」の誇りを
自分たちのあとの世代にもずっとずっと
伝えていきたいと話しておられました。

 

みなさんもこの「神迎の道」を歩いて心温まる時間を過ごしてください。
そして潮汲み体験もぜひ参加してみてくださいね♪

 

 

 

さて、今回は出雲大社平成の大遷宮特集ということで、
出雲大社&出雲大社周辺の情報をたっぷりご紹介しました。
お出かけの参考にしていただけたら嬉しいです♪

そして今日からウキウキGWスタートですね。
今年は近場の旅行が人気だそうですよ♪どうぞみなさん楽しい休日を♪
それでは来週の
「しまねGO! LAND!!」もお楽しみに~☆

  

  ♪ ソングリスト ♪
ワンモアタイム / 斉藤 和義
リルラ リルハ / 木村 カエラ
セイ・ユア・ジャスト・ア・フレンド feat.フロー・ライダー / オースティン・マホーン
赤い靴 / Salley
トワイライト / GOING UNDER GROUND

 

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