4月13日~むすぶらり&隠岐国分寺蓮華会舞~
まちあるき | 2013年4月13日
今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
今週番組でご紹介したのは、
むすぶらりと隠岐国分寺蓮華会舞でした。
◆◆◇◇◆◇ 神々の国を歩こう! むすぶらり ◇◆◇◇◆◆
これまで「しまね GO!LAND!!」でいろんなコースをご紹介してきたむすぶらり♪
この春からパワーアップしたらしい!
ということで、今日は改めてむすぶらりの魅力をご紹介したいと思います!
まずはまだむすぶらりが何かを知らない方のために
むすぶらりとは何かを説明しましょう!
むすぶらりとは、古くは古事記にも語られる島根の歴史や文化、そして豊かな自然を
地元のガイドさんと一緒に歩きながら、その魅力を体験していただく
定時ガイドツアー なんです!!!
CHECK! 定時ガイドっていうのが まず1つめのポイントです!
普通ガイドツアーって事前に予約が必要ですよね。
でもむすぶらりは予約がいらないんです!
コースごとに決まった時間に集合場所に行けばガイドツアーに参加できるんですよ~★
予約がいらないから、その日に思いついても気軽に参加できますよね。
CHECK! そしてむすぶらり2つめのポイントは、なんといっても!!!
地域を知りつくす地元のガイドさん が案内してくれること!
地元が好きで、地元をもっと知って欲しいという気持ちでガイドしていらっしゃるガイドさん。
とてもたくさんのガイドさんがいらっしゃってみなさんそれぞれ とっても個性的!!!
とっても楽しくあったかい気持ちになれること間違いなしです!
CHECK! そしてそしてむすぶらり3つめのポイントは!!!
観光地の魅力がぎゅっとつまったコース!
そのコースをまわれば、その土地の魅力がよーくわかるはずです♪
パンフレットもとっても見やすくてかわいいです♪
ちょっと中を見てみましょうか。
こんなふうにいろーんなコースがあるんです!その数 25 コース!
城下町を歩いたり、山に登ったり、銀山の間歩に入ったり、
おだんごを食べたり、海に行ったり・・・
地元の人が参加しても楽しめるコースばかりです!
そしてさらにこの春からはじまったのが
むすぶラリー
むすぶらりに参加して、スタンプを集めて応募すると抽選でプレゼントが当たるスタンプラリーです!
しかもスタンプ2つで応募できるんですよ~。
楽しいむすぶらりに参加して、さらに素敵なプレゼントが当たったらほんとに嬉しいですよね♪
今回、魅力いっぱいの「むすぶらり」について詳しくお話しを伺ったのは
島根県観光振興課 赤名和弘さん でした~。 ありがとうございました~。
そして!!!
今日は むすぶらりのガイドさん にもスタジオに来ていただきました~★
以前、実際に私たちもガイドをしていただいたこの方!!!
NPO法人 松江ツーリズム研究会の 谷夏海さん です!!!
上の写真は以前「レイクラインに乗って松江城下めぐり」の時の写真です。
この時も綺麗なお着物で案内していただいたんですが、
今日はスタジオにもお着物で来てくださいました~!感激~!!!(写真はのちほど~)
松江ツーリズム研究会がガイドをしているむすぶらりは3つ。
「レイクラインに乗って松江城下めぐり」
「松江城と周辺城下町観光ガイド」
「八重垣神社無料ガイド」
どのコースも、城下町の風情や、縁結びスポットなど、魅力いっぱいです!
他にも松江市にはガイド団体があって、ガイドさんもたくさん所属しておられます!
男性、女性、年配の方から若い方まで。本当にいろーんなガイドさんが
それぞれ自分の好きな町を案内してくださいます。とってもあったかい時間を過ごせますよ。
松江が大好きで、松江の魅力をたくさんの人に知って欲しいとガイドになった谷さんですが、
最初の頃はお客様にたずねられても答えられなかったり、失敗や苦労もあったそうです。
でも「逆にお客様に教えていただくことも多く、すごく勉強になります。ありがたいです」と谷さんは前向きです
私たちが「レイクラインに乗って松江城下めぐり」に参加したときは、
松江城の石垣の中に1つだけハートの石があるという密かな縁結びスポットを教えていただきました。
そんなプチ情報や裏話も聞けて、ガイドさんと歩くのってほんとに楽しい♪
谷さんがガイドをするときに心がけているのは
お客様とコミュニケーションをとりながら、お客様の年齢や興味に合わせてガイドすること。
そして何よりお客様が楽しい気持ちで観光できるよう
谷さん自身が 笑顔 でガイドすることを心がけているそうです。素敵ですよね~。
お客様に「楽しかった」「松江っていいところだね~」と言われるのが本当に嬉しいと話しておられました。
谷さんこれからも素敵な笑顔で頑張ってください!
春らしいピンクの花柄のお着物で来てくださった谷さん♪ ありがとうございました~。
島根の町をガイドさんと一緒に歩くむすぶらり。
事前の予約なしで気軽に参加できる魅力いっぱいのガイドツアー!
← こちらのパンフレットは、
島根県内の空港・JRの主要駅・道の駅・観光施設などで
無料で入手できます。
そしてむすぶらりについては島根県の観光情報サイト
「しまね観光ナビ」でも 紹介していますので、
ウェブでご覧ください。
観光客の方だけじゃなく地元のみなさんも
ぜひむすぶらりに参加して島根の魅力を再発見してください★
▽▲▽▲▽ 隠岐国分寺蓮華会舞 ▽▲▽▲▽
古くから隠岐国分寺に伝承されている伝統芸能『隠岐国分寺蓮華会舞』
一体、隠岐国分寺蓮華会舞(れんげえまい)とはどのような舞なのか?
それを探るべく真咲&エミゾーで隠岐の島町へ行ってきましたー!!
訪れたのはもちろん“隠岐国分寺”
天気も快晴~☆青空にピンクの桜が眩しいッ。
国分寺・国分尼寺は741年に聖武天皇が仏教による国家鎮護のため
当時の日本の各国に建立を命じた寺院でその一つが“隠岐国分寺”なんだそうです。
進んで行くと立派な門が見えてきました。
境内に入ると正面に大きな石碑が・・・
こちらは、後醍醐天皇行在所(あんざいしょ)址
隠岐国分寺は後醍醐天皇が御配流された際の行在所であったと言われているそうです。
さらに奥に進んで行くと
たくさんのお地蔵様が見守っておられました。
そして境内でひときわ目立つこの建物
『蓮華会之館』
隠岐国分寺のキーワードとも言える聖武天皇、後醍醐天皇、蓮華会舞。
その中でも蓮華会舞はもう代表ともいえるんじゃないでしょうか!!
これはもう直接お話を聞くしかない、ということで隠岐国分寺蓮華会舞について
隠岐国分寺 住職 重栖 隆快 さん に詳しく教えていただきました。
蓮華会舞とは・・・
奈良時代、平安時代に中国や朝鮮、インドなどから大陸文化が日本に伝来してきました。
舞と音楽を一緒にした舞楽、伎楽も伝搬し、それが全国の寺社で舞われるようになったそうです。
アジア一円に広がる要素を持った外来の舞と言えるかもしれません。
隠岐国分寺蓮華会舞とは・・・
隠岐国分寺蓮華会舞は隠岐の島町の池田地区に古くから伝わる舞楽で、
毎年4月21日に国分寺境内で奉納行事として行われています。
衣装や面などは大陸文化を感じさせる色彩を放っています。
その文化的価値は高く評価され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
日本の流れを汲む伝統芸能とは違った雰囲気を放つ蓮華会舞。
ここまで長く伝承されるまでに、大きな伝承の危機が2度あったそうです。
1度目は明治2年の廃仏毀釈の時。
そして2度目が平成19年2月の本堂焼失の時。
この時本堂が全焼し、本堂内に保管されていた蓮華会舞の用具も含めて
全て焼失してしまったんだそうです。
しかし、そこから隠岐国分寺蓮華会舞保存会のみなさんや
たくさんの方々のご尽力で復興され翌年4月には蓮華会舞が奉納されたそうです。
現在本堂があった場所は見晴しが良い状態ですが、本堂の再建も決まったそうですよ。
たくさんの方々のご努力でだんだんと本来の姿を取り戻しつつあるようです。
では隠岐国分寺蓮華会舞にはどのような演目があるんのでしょうか?
現在隠岐国分寺には7演目が残っています。
「眠佛之舞」…2人の子どもと1頭の獅子の滑稽でほのぼのとした舞。
「獅子之舞」…バリ島風の横広の獅子顔で、一角なのが特徴。
「太平楽之舞」…剣の舞で、面をつけない舞。現在は、美男子☆の中学生が舞っているそうです。
「麦焼之舞」…農作業の風景を表す舞と言われている。
「山神貴徳之舞」…元々は別の舞だったそうですが、今は左右対称の舞として赤と緑の面で舞う。
「龍王之舞」…花形とも言える、最も激しい舞。艶やかな衣装で高くジャンプする。
「佛之舞」…おおとりににふさわしい優雅な舞。ゆるやかな音の中でゆったりと舞う。
ここまで聞くと蓮華会舞のことをもっと知りたくなりますよね。
実は、「蓮華会舞之館」でお面や資料を見ることができるんですッ!!
こちらの舞台は実際に蓮華会舞が行われる舞台と同じ大きさ。
5m×5mの舞台で普段の練習はここでされてるんだそうです。
こちらではお面や道具、蓮華会舞の映像などを観ることができます。
日本の舞とはまた一味違った色使いや、表情のものが多いですよね。
舞によってルーツとなる国が異なるそうで、お面によって色んな国の雰囲気がして面白い☆
その他にも、「蓮華会舞之館」には隠岐国分寺に関する貴重な資料も展示されています。
せっかく来たのなら、ぜひ生で隠岐国分寺蓮華会舞を観てみたい!!
と思っていたら、ありました観るチャンス。
隠岐の島町で行われている隠岐の春を告げる特別イベント「ハル☆オキ」で
隠岐国分寺蓮華会舞が観られるということで実際に観てきました。
時刻は午後8時30分。場所は“隠岐国分寺”。
「ハルオキ」ということで、かがり灯が焚かれ、ライトアップされていました★
同じ場所でも夜に来ると
また違った趣が感じられます。
まず始まったのは“隠岐太鼓”の演奏
後醍醐天皇行在所址の前をライトアップしてのステージ。
寒さを忘れて見入ってしまう力強いステージでした。
そして隠岐太鼓のステージが終わると仮設の蓮華会舞のステージへ移動↓↓
移動すると客席にうれしいおもてなし☆
寒くないようにヒーターが置かれていました。
ベンチにはひざ掛け。
そして暖かい“めかぶ茶”も頂きました。あったまる~♪
味はこぶ茶に似た感じ??
体が温まったところでいよいよ隠岐国分寺蓮華会舞のステージがスタート!!
こちらが蓮華会舞が行われるステージ。
ステージの高さは120cm、四方から観ることができるんです。
奥にいらっしゃるのは隠岐国分寺蓮華会舞保存会のみなさんです。
「ハルオキ」では7演目のうち2演目を観ることができます。
さて、どの演目を観ることができるのでしょうか?
まず最初の演目は『麦焼之舞』
黒翁の面をつけた舞手さんが
鍬で耕すようなしぐさをしながら舞っていました。
音楽もやはりちょっと独特。
異文化を感じさせるような雰囲気が心地いい舞ですね~♪
そして続いての演目は『龍王之舞』
こちらは花形にふさわしく、艶やかな衣装に独特な表情のお面。
舞の途中で音がなくなるという不思議な舞。
そして舞の中で見せるこのジャンプ!
すごい跳躍力で、生で観ると本当に迫力満点です!!
いや~、隠岐国分寺蓮華会舞すーっごくおもしろかったです。
この日、蓮華会舞を舞っておられたのはこちらのおふたり↓↓
龍王のお面からは想像できない爽やかスマイルの平田さん(写真左)
麦焼き之舞を華麗舞っていた谷里光優くん(写真右)
え~、こんな小さな男の子が舞っていたなんてビックリっ!?!?
光優くんは小学校3年生。
隠岐国分寺蓮華会舞は1年生の時からやっているそうです。
麦焼之舞は今年3月から練習を始めたそうですが堂々たる踊りっぷりでした。
「蓮華会舞は難しい時もあるけど楽しい。練習をして、難しいところもをどんどんできるようになりたいです。」
と意気込みを語ってくれました♪
こうして大切に隠岐国分寺蓮華会舞は大切に継承されているんですね。
今はどのように継承されているのか
隠岐国分寺蓮華会舞保存会 会長の 浅生 久 さん にお話を伺いました。
隠岐国分寺蓮華会舞保存会ができておよそ30年。
現在は30名ちょっとの池田地区の男性で構成されているそうです。
なんとッ、隠岐国分寺蓮華会舞は男性のみと決まっているんです!
どーりで保存会のみなさん、男性しか来られてないなーと思ってました(笑)
一番小さい子は小学校2年生。
池田地区のみなさんが親から子へ、子から孫へと代々継承されています。
4月21日の奉納行事で行うために3月から毎週土曜日に練習をされているそうです。
奉納行事で舞うために行うのが主旨ですが、近年では海外公演や
様々なイベントに出演されるなど幅広く活動されているそうです。
みなさんも隠岐国分寺蓮華会舞、生で観たくなったんじゃないですか~。
4月21日(日) 午後1時開始
隠岐国分寺で隠岐国分寺蓮華会舞が行われます。
しかも7演目全て観ることができるんです☆
ぜひこの機会に隠岐国分寺で隠岐国分寺蓮華会舞を観てください。
残念ながら、どーしてもこの日は・・・というあなた。
5月19日(日)に行われる出雲大社「平成の大遷宮」の奉祝行事でも
6演目ですが隠岐国分寺蓮華会舞を観ることができます。
詳しくは「しまね観光ナビ」のホームページからご確認ください。
大陸文化の雰囲気が漂う『隠岐国分寺蓮華会舞』
この機会にぜひ観てくださいね♪♪
気がつけばもう4月も中旬!!
みなさんお待ちかねのGWはすぐですよ。
早めに計画を立てて、GWをしっかり満喫しちゃいましょ~。
それでは来週の「しまねGO!LAND!!」もお楽しみに~☆
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