8月31日 ~深野神楽保存会&白磁工房~
まちあるき | 2013年8月31日
今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
今週番組でお伝えしたのは
深野神楽保存会&白磁工房 でした。
◆◆◇◇◆◇ 深野神楽保存会 ◇◆◇◇◆◆
今回私ゆうとなみ平は、雲南市に行ってきました~☆
ここ雲南市の田井交流センターでお話しを伺ったのは
深野神楽保存会の小田和子さんと、
雲南市商工観光課の奥井雅司さんです(^-^)
小田さん、奥井さん、貴重なお話しをありがとうございました☆
さて、まずは深野神楽保存会をご紹介します(^-^)!
まず、神楽がさかんなここ島根県には
大きく分けて3つの神楽があるのはみなさんご存知でしょうか?
その3種類とは
『出雲神楽』 『石見神楽』 『隠岐神楽』
ですが、今回お話しを伺った深野保存会は出雲神楽に属します。
同じ神楽でも、それぞれに特徴があるんです。
出雲神楽の特徴としては、神話を元に神楽を奉納していて、
その舞は、神事に沿うように緩やかに舞われます。
神話はたくさんありますが、例えばヤマタノオロチのような物語を
面をつけて、笛や太鼓に合わせて舞うわけですね~(^-^)
なんだかと~っても荘厳な神楽のような気がして、
初心者の私には難しそうだなあ・・と思っていると、小田さんが
「力比べや榊を取り合うような
そんな面白い場面もありますし、初心者の方も楽しめますよ(^-^)」
と教えてくださったので一安心♪
そんな深野神楽保存会ですが、どのくらいの歴史があるのか伺ってみました(^-^)!
深野神楽は1846年の記録があり、古い時代から社家である小田家を中心に
盛んに舞われていましたが、大正初期に後継者が途絶えてしまったそうです。
ですが、70年後の昭和61年に再び社家を中心に復活の気運が高まり、
今年で27年目を迎えました!
年齢も様々ですが、深野神楽保存会には現在18名が所属しているんですよ。
と小田さんに教えて頂きましたが、そもそも神楽って何歳から始められるのか聞いてみました☆
保育所や中学校の活動にも神楽は取り入れられていて、
その指導にもあたっておられる小田さん。
そして、深野神楽教室もされておられます!
その深野神楽教室には小学校1年生から入れるそうです(^-^)
その深野神楽教室は今年で11年目、
現在 男の子6人、女の子9人が通っています!
その練習風景をご紹介します♪
なんて素敵な光景でしょう!!!
保育所で神楽で遊んだ子たちが、この神楽教室で本格的に習い
大人顔負けの舞いや太鼓や笛をするそうですよ!!
この伝統を継承するための大切なことですよね~・・・。
でも、子どもたちが一生懸命奏楽や舞を習って学ぶ姿は
応援したくなりますよね!!
深野神楽について知れたところで、
小田さんが実際に使用するお面を見せてくださいました!
お面です。こちらはスサノオの面です。
左から、アシナヅチ、テナヅチ、稲田姫です。
さらに!!
子供用に作られた、ヤマタノオロチです!子供用でも大迫力(@_@;)!!
ここにはいろんなものがあるんですね~と感心していると、
神楽で使用されるものがこんなにたくさん!!「これでもほんの一部ですよ」とおっしゃっていました!
そして、奏楽で使用される笛ももちろんありました(^-^)!
上のものが大人用、下のものが子ども用です。
これでどんな曲が奏でられるのかな~・・・なんて思っていると、
小田さんがすかさず手に取り、なんと吹いてくださいました!!!
小田さんの演奏にただただ感動!!!
素晴らしかったんです、本当に!
神楽への興味も、さらに強くなりました☆
深野神楽が見てみたい!!と思わずにはいられず、どこで深野神楽が見れるのか聞いてみると・・・
なんと!
夕暮れの中で開催される、出雲の二大『夕刻かがり火舞』のひとつ、
『斐伊川夕刻かがり火舞』に深野神楽も出演されるんです!
会場をキャンドルや松江の水灯路がライトアップし、
幻想的な雰囲気の中でみる神楽はまた格別でしょうね~!!
みなさんもぜひ!行ってみてくださいね~!!
『斐伊川夕刻かがり火舞』
○日時 9月1日(日) 16時会場 17:00~21:00
※雨天の場合は9月7日(土)に延期
○場所 雲南市木次町平田 さくらおろち湖(尾原ダム)
○チケット 大人 700円 (当日1,000円)
※高校生以下無料
○問い合わせ先 田井交流センター 0854-75-0312
雲南市には、神話でも有名なヤマタノオロチの伝承が数多く残っていることもあり、
「もう少し神話を勉強してから、絶対行こうね!」
「雲南の魅力ももっと知りたいよね!」
と私たちが話していると・・
ここで雲南市商工観光所の奥井さんが、
『神話を活用した観光地づくり』をテーマとした公開講座を紹介してくださいました☆
この公開講座は、神々の国しまね実行委員会が主催する
『しまね19市町村リレートーク』の一環で開催されます。
講師には、島根をこよなく愛し、全国の個性ある
飲食店・生産者・食材をつなぐお取り寄せの達人としても有名な
株式会社タウンクライヤー代表取締役の嶋啓祐さんに来ていただいて
神話を切り口に、雲南市の魅力を話していただけるんです。
この公開講座は2部構成になっていて、
パネルディスカッションでは市内観光事業者、市民団体、雲南地域で女子旅を展開する
おくいずも女子旅つくる!委員会も参加され、幅広い観点から観光地としての
発展策を探るという内容もあります(^-^)
「参加された方に雲南市の魅力を感じてもらい
市民が主役の観光地づくりに繋がる契機になるよう期待しています」
と奥井さんはおっしゃっていました。
みなさんも、この公開講座にもぜひ参加してみてくださいね☆
『神話を活用した観光地づくり』
○日時 9月7日(土) 13:30~16:00
○会場 雲南市加茂文化ホール ラメール
○お申込み・お問い合わせ 0854-40-1054 雲南市商工観光課
○●○●○白磁工房○●○●○
今回、私ゆうとこしょーは、雲南市三刀屋町にあります
『白磁工房』にお邪魔しました~(^-^)
お話しを伺ったのは、白磁工房の石飛勲さんです(^-^)
陶芸家の石飛さんって、どんなかたなんだろ~と思っていたんですが、
本当に気さくで優しい方でした!石飛さん、ありがとうございました☆
私たちがお邪魔した白磁工房は、
中国地方の山間部、三刀屋町の鍋山小学校の前にあります。
『陶屋』という屋号が白く刻まれた看板と白壁が特徴的な建物です(^-^)
今回お話しを伺った石飛さんのお父様が
京都の陶芸家、上田恒次氏に師事し、昭和59年に三刀屋で開窯し、
その伝統を今も石飛さんが受け継がれています。
この工房の名前でもある『白磁』とは、
白色の粘土の素地に、鉄分のない土灰と長石から精製された透明釉薬をかけ
高温の還元焼成で焼き上げて作られます。
原材料は兵庫県出石町から採れる石が使われていて、
この石はとても白く、焼き物に適しているんです。
その石がこちらです。↓
この石を見ただけでは、どんな陶器になるかイメージが湧きませんよね~!
実際に、石飛さんの作品の数々を見せてもらいました♪
素晴らしい作品がズラリ♪
白磁の特徴でもある、光が反射するくらいのツヤのある質感がとってもきれいでした!
ひとつの作品を作るのに、どのくらいの時間がかかるのか伺ってみました。
まずはロクロで形を作り、高台を削り、800度で素焼きをした後
釉薬をかけ、その後1280度で焼き上げ
その期間は約1カ月もかかるそうです!
すごいですよね~。普段何気なく使っている陶器が
そんなふうにして作られていることを、今まで考えたことありませんでした。
ロクロで形を作るのも、難しいんだろうなあ・・なんて思っていると!
石飛さんが、「せっかく来て頂いたんですし、作ってみませんか?」と言ってくださいました!!
「え~~~!!!いいんですか~!!??」
と、私たち2人が大喜びしたことは言うまでもありません(笑)
ということで♪早速!
この電動ロクロを使って作ります♪
初心者はお茶碗を作るのが定番のようなので、私たちもお茶碗にチャレンジです☆
まずは私から挑戦です♪
おおお~~!!ロクロの回転に手が持ってかれてしまい、なかなかうまくいきません(T_T)!
石飛さんがと~ってもわかりやすく教えて下さって、ところどころで修正してくださって・・・
なんとなく形になってきました(^-^)!でも難しい・・・!!
やっとの思いで出来あがりました~!!さあ、次はこしょーの番です☆
石飛さんに 「いいよ~!そうそう!上手!」と言っていただいたこしょーは、気分はすっかり陶芸家(笑)
こしょーのこんなに真剣な顔を私、初めて見ました(笑)
石飛さんの素晴らしい指導のおかげで、はい!できあがり~♪♪♪
大切な作品を落としちゃいけないと、二人とも必死です(笑)
ここまで作るのに私たちは30分近くかかりましたが、
石飛さんがお手本を見せてくださった時には2~3分でささっと作られましたよ~(@_@)!!
そんな石飛さんに、一番難しい作品はなんですか?と伺ってみると
答えは「急須」でした!
急須はこうやってつくるんですよ~。と、これもまたささっとつくってくださいました!
当然ですが、さっきの私たちの手つきとは全く違います。
あっという間に、きゅうすの本体の部分が出来あがりました!
パーツも出来あがりました!これを組み合わせて~・・・
急須の出来あがりです!!
「匠の技」
そんな言葉がぴったりだと思わずにはいられませんでした。
私もこしょーも、工房にお邪魔するのは初めてだったんですが、
この陶芸の体験はもちろんですが、石飛さんのお話しを伺えたことがとっても貴重な体験になりました。
「工房にお邪魔して、職人の方とお話しする機会なんてあまりないですもんね~」
と話していると、石飛さんがその望みを叶えてくれる
と~っても素敵なイベントを紹介してくださいました!
そのイベントを詳しく伺うために、私たちは石飛さんに紹介していただいた
ふるさと未来希望図プロジェクト実行委員会事務局の
糸川悠介さんを訪ねて行ってみました~!
糸川さんにお伺いしたイベントとは・・・
「名工探訪スタンプラリー」
9月14日、15日の二日間限りに行われる「名工探訪スタンプラリー」は
雲南市、奥出雲町、松江市宍道町来待を舞台にし
陶芸家の工房など普段はなかなか訪れづらい制作現場が、
この2日間に限り開放されるとっても魅力的なイベントなんです!!
参加している18カ所の中から自由に好きな場所を回れます。
そして!
訪問した先でスタンプが押してもらえ、その場所で商品を購入するとさらにもう一つ
スタンプが押してもらえるという内容になっています(^-^)
スタンプを集めると何がもらえるんでしょう?
それは・・
スタンプ4個以上集めると参加賞として
雲南・来待・奥出雲の「ちょんぼし」グッズがプレゼントされます☆
そして10個以上集めると、はずれなしの名工くじにチャレンジできるんですよ~!(^^)!
こちらが雲南エリアにある各工房です!!
これは奥出雲にある各工房です!!
これは来待にある各工房です!!
ではみなさんお待ちかねの10個以上のスタンプを集めてできる
名工くじで何がもらえるのか・・・・
参加している工房が提供されていて
「暮らしの一品」、「ものづくり体験チケット」「暮らしの彩りセット」
などの中から抽選で、その場で当たりもらえるようになっています。
スタンプを押してもらった地図は、木次町のチェリヴァホール1Fロビーに総合案内所が設けられてるので
そこでプレゼントと引き換えしてもらえます(^-^)
こんな内容たくさんのイベントの話を聞きましたが
こういったイベントをするきっかけを糸川さんに聞いてみました。
スタンプラリーの舞台となる雲南市周辺の地域には、豊かな自然環境があり、
青銅器の存在やたたら製鉄にみられる金属生産との結びつきと良質な石との結びつきなど
他の地に求めることのできない地域固有の遺産があります。
さらには数々の遺跡や日本で初めて和歌が詠まれた地などがあり
日本の原風景とも言える場所なんです。
ここに暮らす人々の中には、古くから伝わる匠の技を今に受け継ぎ、
手仕事でものを作ることを生業としている方も多く、伝統が息づく循環型社会が残されています。
高い志を持ち、本物を作り続ける『ひと』の手によって、この地に豊富にある材料から生みだされる
人々の生活に欠かすことのできない、こだわりと、誇りと、遊び心に溢れた『もの』に
もっと多くの人に気軽に触れて欲しいと思い企画を立ち上げたんです。
糸川さんの雲南市をすごく愛しているのが伝わりますね(#^.^#)
このイベントには糸川さんを紹介してくださって石飛さんも参加されていて
その他にも木工やさくら染め、和紙など、様々な民芸品が見られます。
また工芸だけではなく、豆腐や醤油、酒蔵といった食の分野からも参加されるんですよ!!!
こういったイベントの他にも雲南市では熱いイベントがまだまだあるんです(^^)v
スタンプラリーがある9月14日と15日に同時開催される
あの有名な市民創作演劇『水底平家』が開催されます!!!
そしてお得な情報が!
このチケットを購入された方にはスタンプが押してもらえるんです☆
また9月には2週間にくらいにわたって『熱狂うんなん』というクラシック音楽祭があります。
雲南市内の交流センターやゴルフ場など7ヶ所で、誰でも気軽に無料のコンサートが楽しめます!!
そして『熱狂うんなん』のフィナーレには、イケメンオペラユニット『レジェンド』による
有料のプレミアムコンサートも開催されます。
では紹介が最後になってしまいましたが・・・
数々のイベントを紹介してくださった糸川さんです!!
糸川さんありがとうございました!
是非みなさんも雲南市で行われる熱いイベントの数々に参加してみてくださいね!!
夏は、もう終わりに近づいてますが
みなさんはたくさんの思い出が作れましたか??
夏が終わるとすごく一年が早く感じます!
次は秋に向けてたくさん計画を立てて
今度は秋を満喫しちゃいましょう(#^.^#)
それでは来週の「しまねGO!LAND!!」もお楽しみに~♪
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