角秀一ダイアリー

明けましておめでとうございます

雪で塞がった道はあけていませんが・・。
ジャック・バウワーも驚愕。24時間に89センチの積雪。夜中、急激な速さにどこまで積もるのかと恐怖も感じました。その米子市で新年を迎えたのです。猛暑の夏でしたが、今年は雪が多いそうですよと、放送で伝えてはいたものの、ここまでは想像できていませんでした。自然の猛威には太刀打ちできません。

うれしかったのは近所の皆さんが協力し合いながら除雪をしている姿でした。人と人の絆は社会に不可欠です。絆は未来を明るく照らしてくれます。子供たちの未来を守ってくれます。

そういえば、年末に観たテレビ「私たちの時代」にとても感動しました。石川県の女子ソフトボール部を3年間にわたって追い続けたドキュメンタリーです。これも絆を強く意識させる番組でした。

今年も皆さんとの絆を大切に過ごしていこうと思います。どうぞよろしく!!

≪角秀一の読まずに死ねるかのコーナーその21≫
【翼はいつまでも/川上健一/集英社】☆超絶賛☆
青春小説ナンバーワンだと思っているのがこの本です。全然暗くないのに少年の心情に入っていくと心が痛みました。誰もが経験する10代を見事に描いています。
青森県の中学三年生、神山は補欠の野球部員。ある日米軍放送で聴いたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が彼を変えます。それは少年が大人の階段を上るテーマ曲でした。特に初恋相手の多恵との物語はドキドキものです。しかも最終章のシーンはもうたまりません。「本の雑誌が選ぶ2001年度ベスト1」「第17回坪田譲治文学賞」受賞。