角秀一ダイアリー

あけましておめでとうございます

年明けから降り続いた雪には3年前の悪夢がよみがえりましたが、2日になって漸くおさまり安堵しています。

山陰の高校サッカーがすごい!米子北、立正大学淞南がともに16強進出しました。

高校時代、サッカー部の顧問が国語の先生でしたが、全国大会に出場した時は授業がサッカーの話で一時間終わったことがありました。(笑)

さあ、どこまで勝ち上がる!?

 

≪角秀一の読まずに死ねるかのコーナーその61≫

【土漠の花/月村了衛著/幻冬社】☆☆☆☆

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがります。自衛官は人を殺せるのか?近未来の日本はこんな状況に立たされるかもしれません。映画「二百三高地」の雪が砂に変わったシチュエーションといえばいいかもしれません。窮地の中では敵だけではなく、メンバー間の軋轢さえ生まれ、極度の緊張状態が読者を襲う物語です。しかし、そこは日本男児。献身とは何か!この男たちの生き様が教えてくれますよ。この作家、更なる名作を出してくれる予感がしています。