角秀一ダイアリー

当たった!

宝くじではありません。

ましてや最近見放されている馬でもありません。

当たったのは今年の本屋大賞です。

このブログでも去年のBEST本として紹介した「村上海賊の娘」が

今年の本屋大賞に輝きました。

日本版「パイレーツ・オブ・カリビヤン」として最高に楽しめる娯楽作品です。

和田竜の作品としては「のぼうの城」につづき映画化もされるでしょう。

ぜひ読んでくださいね。

 

≪角秀一の読まずに死ねるかのコーナーその57≫

【怒り(上)(下)/吉田修一著/中央公論社】☆☆☆☆

都内で起きた殺人事件の犯人を追う警察。

新宿、千葉、沖縄の3組の家族の前に突然現れた3人の男。

それぞれの家族模様が描かれながら物語はクライマックスへと向かいます。

自らが原作と脚本を担当した映画「悪人」から7年を経て

吉田修一がまたまた渾身を込めて放った問題作です。