角秀一ダイアリー

今年のBEST・・・

シーンは「TOKIO」でしたね。

年末ということで、恒例今年のBEST本です。

「村上海賊の娘」(和田竜著 新潮社)

「のぼうの城」で注目をされた著者が4年間の構想の末発表した長編小説です。

「村上海賊の娘」は戦国時代、瀬戸内海を舞台に割拠する海賊一族のリーダーの娘をヒロインとし、

キャラクターの濃い戦国武士たちとの壮絶な戦闘を描いています。

上巻では陸戦、下巻では海戦の2度楽しめる物語です。

「のぼうの城」では「ロード・オブ・ザ・リング」の戦闘シーンを彷彿させ、

今回の作品は、まさに「パイーレーツ・オブ・カリビアン」!

ドキドキ感満載!ぜひ読んでみてください。

で、年末に飛び込んできたのが、

「疾風ロンド」(東野圭吾著 実業之日本社文庫)

文庫本の書き下ろしという形で、とても読みやすい文体で出版されました。

重いテーマを描いてきた東野圭吾が軽妙洒脱なかるーい作品を放ってきました。

スキー場を舞台にした七転八倒、青春小説でありながら人類の危機も絡むという

まあ楽しめるミステリーです。

正月休みにめくってみてはいかがでしょう。