ゲキ×シネ
ダイアリー | 2013年1月25日
先日、映画館で演劇を観て来ました。
「劇団☆新感線」の演劇を映画館で上映する「ゲキ×シネ」というんだけど、
「劇団☆新感線」といえば日本トップクラスの人気があって、今まで10万席が即完売というくらいチケットの入手も困難な舞台なんだよね。
今回の「ゲキ×シネ」は「劇団☆新感線」の代表作になっている「髑髏城(どくろじょう)の七人」の舞台公演を劇場用に映像化したものです。
役者は、小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、勝地涼、仲里依紗といった人気若手俳優が出演しています。
なにがすごいかというと、芝居を18台のカメラで映し出すスピード感、アップで捉えた汗だくの顔、そしてとっても重厚な音楽。
小栗旬にしても、森山未來にしても、今までの彼らの演技と比べるとはるかに激しく、それだけにカッコいいんですよね。キレています。
戦国時代の物語なので、立ち回りもすごくてですね。まあ早乙女太一の真骨頂でしょう。
さらに全編に散りばめられたギャグと人情に訴えるセリフ。笑えて、ほろっとさせて、しかもかっこいい。3時間という長い上映時間だったけど。終わった後は席を立てませんでした。ツイッターなんか賞賛の嵐でとんでもないことになっていますよ。
女性ファンが多いんだけど、男性が観てもかっこよさがわかります。
この「髑髏城の七人」は、全国の映画館で上映中で、東京の映画館では席がないくらい満席らしいですが、
山陰では現在、出雲市のT-JOY出雲のみで公開中となっています。
最高のエンタテイメント作品なのでぜひご覧になってみてください。
≪角秀一の読まずに死ねるかのコーナーその54≫
【ブルーマーダー/誉田哲也/光文社】☆☆☆☆
「ストロベリーナイト」シリーズ最新作。警察官・姫川玲子が今回も奔走しています。
どうも竹内結子のイメージが強すぎるのですが、原作はかなりエグイ。映画やテレビドラマでは表せないのも本の良いところです。
ただ前回紹介した「64」が圧倒的に面白かった警察小説だったので、物足りなさはありますが、「ストロベリーナイト」も国内警察小説の中では非常に面白いと思います。
新たに姫川の前に立ちはだかる連続殺人鬼ブルーマーダー。都会って怖いね。