角秀一ダイアリー

パイレーツ・ロック

今日はお薦め映画を紹介します。
一部劇場ではエンドロール後に客席から拍手が起こったという映画「パイレーツ・ロック」です。
物語は1966年、イギリス。民放ラジオ局が無かった時代、BBCラジオが流すのはクラシックやジャズばかり。ポップミュージックは1日45分に制限されていました。「もっと聴きたい」「もっと聴かせたい」そこで北海に飛び出し、法律が適用されなくなる距離まで沖合に出て、船の上から放送する海賊ラジオ局が生まれます。国民の大半を熱狂させたこのラジオ局は24時間ロックをかき鳴らしたのです。
監督は「ラブ・アクチュアリー」や「ブリジッド・ジョーンズの日記」脚本のリチャード・カーティス。なので青春映画のベタベタが想像できるでしょうか。はちゃめちゃなストーリーではありますが、伝わってくるエネルギーは物凄かったです。8人のDJたちの個性も抜群で、洒落た曲紹介のセリフも最高です。
さらに映画では、ストーンズ、キンクス、プロコル・ハルムなど60年代の名曲が50曲も流れ、国のいたるところでラジオにかじりつく人々も描かれます。
詳しくは公式サイトをご覧になってください。10代から50代の幅広い世代が感動のメッセージを載せています。というよりも、松江SATY東宝で3月5日までの期間限定公開ですからぜひスクリーンでご覧になってください。
観終わった後、しばし最高にハッピーな気分になった映画でした。