稲田茂ダイアリー

一生モノの青春

誰もみな、自分の人生では主人公…のはずですが、さほど誇れるものが見当たらないものです。

ただ、結果的にぱっとしなかったけど若き日に打ち込んだものはありますよね。

高校軟式野球」。

夏の終わりに 中京-崇徳の壮絶で、胸締め付けられる 戦いが全国的な注目を獲得しました。

最初に気付いたのはケータイNewsでした。延長15回0-0再戦からの2日目も30回0-0. 

これを聞きつけて、明石まで熱闘を目撃しようと「人が動き」ました。

3日目45回0-0.で終了そして、NHKでも試合ダイジェストが…。

  

私もかつて30年前、ちょっとねじれた軟式野球球児でした。

中学まで、すべて補欠の万年ベンチ。でも好きな野球を辞めたくはない。でも青春をすべて甲子園を目指す日々に捧げた兄の能力・努力・根気を観てきた自分には覚悟はできなかった。

同じ高校野球でも天と地も違う環境。ジェラシー。…でもこれでもいいと言い聞かせた。

 

中京高校、崇徳高校だけでなく称賛されるべきチームもあったことでしょう。

でもこの両校が奇跡のドラマを紡いでくれたおかげで、しょぼかった自分の思い出に30年経って少し胸が張れたのです。

いつかどこかで、あの日のグラウンドにいたメンバーの誰かと出会えたら感謝の言葉を伝えたいです。