スキマスイッチ TOUR2012-2013 “DOUBLES JAPAN”
ダイアリー | 2013年2月12日
もうすぐ10周年を迎えるスキマスイッチ。
スキマスイッチがデビューした当時、私は20代前半。仕事などで悩みの多い時期でした。
CDショップで新人アーティストとして紹介されていた彼らの曲を視聴した時、
その圧倒的な存在感に魅了され、即CDを買ってヘビロテで聴いていたのを今でも覚えています。
当時、日々にうんざりしていた私はスキマスイッチの曲を聴いて自分を励ましていました。
そんな思い出深い音楽です。
さて、このツアーはヴォーカルの大橋卓弥さんとキーボードの常田真太郎さん二人だけで
日本全国回ろう!というもの。バンドとは違ったシンプルなさが特徴です。
ただ、ステージは映像を絡めたり、コンピューターを使った音を盛り込んだりと、
二人とは思えない重みはあります。
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定刻を過ぎ、会場は超満員。立ち見が出るほどの熱気。
BGMがだんだん小さくなると、お客さんたちのテンションは一気に上がります。
足元から天井へ抜けて行くような熱いエネルギー。
歓声に迎えられ二人がステージに現れると、会場のボルテージは最高潮に。
その声を受けながら、二人の演奏がスタート。会場は再び静まりかえります。
この静かな熱気も、生ならでは。
CDにはないオープニングと、目の前に居る彼らを見ると身体に緊張が走りました。
そしてこの緊張が何なのか。喜びとわくわくと、ドキドキと…
そして何より、ボーカル大橋さんの圧倒的な歌唱力が引き起こしたものだと分かりました。
伸びやかな声と、安定感と包容力のある声が、全身を駆け抜けます!
その歌をさらに引き立てるのが、常田真太郎さんのキーボードです。
決して主張しすぎない、細やかで軽やかで繊細な音の表現。
コンピューターも巧みに使って、多くのリズムをステージで作りだし、音楽にしていました。
キーボード弾いて、マシンを使って、キーボード弾いて、マシンを使って…
そのたびに横むいて、前むいて…と
ライブ中、常田さんの横顔を何度見たことでしょう(笑)
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ライブでは、アイスクリームシンドローム、全力少年、奏などおなじみの曲も
たくさん演奏して下さり、一緒に歌っているファンの方も多かったです。
知っている曲が聴けるというのは、ファンはもちろん、ちょっと行ってみようかな?
と来た人にとっても馴染みやすく、いいですよね(^^)v大満足の内容でした☆
※まだツアーは3月31日まで続きますので、多く語れずごめんなさい!
ライブはもちろん、トークもすごく面白かった(笑)
私は音楽ライブにきているのか?お笑いライブにきているのか?トークももっと
聞きたいです!というくらい、「あ、うん」の呼吸で展開される二人のトークは
素晴らしかった(笑)
常田さんの方がボケ担当なのかな?と思っていましたが、案外逆でツッコミ担当。
TVで受ける印象とは違う二人が知れるのも、ライブだからですよね。
また、お蕎麦を食べた話とか、スターバックスコーヒーが松江駅に出来る話とか
地元の話題で盛り上がり、より身近に感じました。
TV番組の裏話とか、ライブでしか聞けない話も盛りだくさんで、ファンの方にとってはより
ラッキーな情報ですよね♪
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このほか、ご当地ソングを作ったり、マシンを使って即席でリズムや音源を
作ったりと、普段彼らがどんな風に音楽制作をしているのか?垣間見えるような
シーンもあり、面白かったです。
笑ったり、共感したり、感動したり…ライブ一つにも色々な感情が湧いてくるものです。
感じること、見えているもの、同じようで同じでない、
アーティストと自分。ある意味で1対1なのが、ライブ。それぞれのストーリーが
お客さんやスタッフさんの分だけ生まれたのかもしれませんね。
スキマ、最高でした!!
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最後に
印象にのこった言葉。大橋さんの「同じ人間」という言葉。
大橋さんは、「自分たちは、ステージに立っていることで、もしかして華やかに見えているかも
しれません。でも、僕たちはみなさんと同じ人間なんです。立っている場所が違うだけで
同じ。もっと自分たちを身近に感じてもらえたら…」
とお話されました。
ちょうど、私もライブの途中で「同じ人間なんだなぁ」と感じる瞬間があったのです。
来場者の方の中には金髪のお兄ちゃん!つけまつげバッシバシのお姉さん!
小さい子供、大人、カップル、おじさん、おばさん、オシャレな人、私のように地味な人。
様々な人がきていました。
普段、私が交流することのないような、バリバリイケイケのお兄さんたちも、
普段学校ではもっぱら悪を演じてます、みたいな少年たちも、ぴょんぴょん跳ねて、
笑顔で、楽しんでいるんです。(あ、当たり前ですけど)
でも、そうやってみんな楽しい瞬間を持っていて、好きなものがあって、
幸せを感じているんだって思ったら、なぜだかうるるっときてしまいました。
そして、私も一緒に今この空間をたのしんでいるんだと思ったら、
仲間とさえ思えてきて…
「あぁ、同じ人間なんだ。」
って思いました。
同じ血が流れていて、感情があって…
人間って愛し存在だなぁって。思いました(^^)
もしかして、スキマスイッチの二人の温かい人柄と優しい曲が
そんな風に思わせてくれたのかも?
ぜひ、アーティストのライブには足を運んでみて下さいね♪