さて、昨日私は、島根県民会館でありました、
「上原ひろみ ザ・トリオプロジェクトMOVE ジャパンツアー1012 ライブに行ってきました!
世界の上原ひろみさんですよ!ここ山陰で見られるなんて、感激です★
会場は、超満員!待っている間から人の熱気にも胸が熱くなりました。
今回のツアーは9月に発売となったアルバムの[MOVE]のを記念したもです。
ステージに上原ひろみさん、ベースのアンソニージャクソン、ドラム
のサイモン・フィリップスが現れて演奏がスタート。最初に演奏されたのは、もちろん、MOVE!
その瞬間、会場がものすごいエネルギーの渦に巻きこまれていくのが分かりました。
今回のアルバムのコンセプトは「人の感情の流れ」なんですが、改めて人の感情は複雑である。
と感じました(笑)でも、だからこそ面白いのだ、すばらしいのだ、というのを、
ライブで示してくれました!
私は終始、上原さんから目が離せませんでした。全身で、魂で、命をかけて、パフォーマンスする
上原さんの姿は、小さな身体の大きなモンスター。上原さんの指から放たれる音は、
一つ一つが意志をもっているかのような力強いものでした。
上原さんといえば、曲も複雑で力強さが特徴だと思いますが、今回のアルバム『MOVE』では
その特徴を最大に表現していると、ライブを聴きながら感じました。
演奏を聴きながら自分の心がざわざわと騒いでいるんです。
何か、自分の中にある、自分でも気付かない感情が、音に巻かれて、目覚めていくような感覚。
終始私は動悸が止まらなかったです。エネルギーが沸き上がってくるような、わくわくとドキドキ。
「嬉しい、悲しい、悔しい、幸せ」のどれでもない感情で、ただ魂が震えて涙が出てくる。
なんて不思議な空間なんだろう・・・と思いました。
JAZZって複雑で分かりにくいという話もよく聞きますが、会場のお客さんたちも「フー!」と
声援を送ったり、拍手したり、身体をゆらしたり、非常に自由に楽しんでいました。
お客さんが盛り上がれば、ステージも熱くなり、またお客さんが盛り上がり…
まさに相乗効果で会場のボルテージはどんどん上がって…最後は客席の全員
スタンディングオベーションで拍手の嵐でした!
こんなエネルギッシュな魂の演奏を聴いたのは、初めてだったかもしれないなと、本当に感動しました。
ライブは生がいいといいますが、上原さんは私が見たライブの中でも、
一番そう思えたアーティストです。
満足したライブ…というより、もっと先を見たい。もっと聴きたい。と
次を期待してしまうアーティストで、自分自身も前に向けたような気がしました。
感謝!