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「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.5  6月13日

2014.06.17 Tuesday

投稿者:おがっち


おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、やまきょんさん。

【宮沢賢治と島根との関わり】について。

宮沢賢治が、旧制盛岡中学校の生徒だった時、ある恩師との出会いがありました。
彼は、後に、「瘠せて青めるなが頬は」という詩を作って、その恩師に、捧げています。
その恩師は、中学2年のときの英語の先生で、青柳亮先生という方で、松江市出身です。
宮沢賢治が、詩を捧げるほど尊敬していた先生が、島根出身だったということです。

また、宮沢賢治と同じく岩手にゆかりがあって、賢治のことを深く敬愛していた松本峻介という画家がいました。代表作の「立てる像」という作品などは、教科書にも載っていましたが、残念ながら、若干36歳という若さで、この世を去っています。
この松本峻介という画家の奥さんの郷里が松江。それが縁で、お墓は松江にあるそうです。奥さんのおじさんにあたる人が、さきほどの宮沢賢治の恩師の青柳亮先生。

簡単に言うと、宮沢賢治に影響を与えた島根出身の青柳先生という英語の先生がいて、その義理の甥は、賢治を敬愛していた松本峻介という画家で、彼は、島根にあるお墓に眠っているよということです。
宮沢賢治、松本峻介と島根が、青柳亮という人によってつながったということです。
中村元記念館の研究員の島田先生が、研究しておられて、6月21日の15時から講演があるそうです。詳しくは、松江市総合文化センターに問い合わせてみてください。

ところで、日本人で二人目のノーベル賞を受賞した人といえば、川端康成。

川端康成といえば、「伊豆の踊子」、「雪国」などなど、日本的な世界を描いた作品が多いですが、彼は、東京大学の英文学科を卒業しています。
その川端康成が、大阪の旧制茨木中学校の生徒だったときの恩師に、追悼文をささげていて、「生徒の肩に柩をのせて」というタイトルで、倉崎仁一郎という先生を追悼しています。その倉崎先生が、松江市の出身です。
この倉崎先生も、英語の先生だったそうで、倉崎先生の影響で、川端は英文学科に進んだのではないかとも言われています。

・今日の一曲
「伊豆の踊子」山口百恵(川端康成原作の映画「伊豆の踊子」の主題歌)

次回は6月27日の放送です。

http://www.fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=929
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 03:23 PM comments (x) trackback (x)

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