特別番組“イエローライン”あなたとつながり、この歌が生まれた
番組のオンエアは終了しました
鳥取県立鳥取盲学校に通う「ガッツdaレディオ!」リスナーが「第13回オンキヨー世界点字作文コンクール」で作詞賞を受賞。番組を通じて 影山さゆりがメロディーをつけて「イエローライン」という楽曲が誕生しました。ラジオができること、そして 音楽のチカラ を伝える特別番組。
■番組タイトル
エフエム山陰特別番組
“イエローライン” あなたとつながり、この歌が生まれた
■放送日 2016/5/29(日) 8:00 ~ 8:30
■出演 影山さゆり、藤森里枝(鳥取県立鳥取盲学校卒業生)
2015年11月、エフエム山陰 夕方生ワイド番組「ガッツdaレディオ!」に一通のメールが届きました。送り主は、全盲の視覚障がい者で鳥取県立鳥取盲学校に通っていた藤森里枝さん。
彼女が書いた“イエローライン”は「第13回オンキヨー世界点字作文コンクール」で作詞賞を受賞しました。そこで彼女は、自分の歌詞に命を吹き込むため、いつも聴いている番組のパーソナリティ、シンガーソングライターの影山さゆり にメロディを付けて欲しいと、望みを託したのです。
“イエローライン”は、『黄色い点字ブロック』と『幸せへつながる道』をかけた言葉。日々 点字ブロックを辿りながら、過去の絶望と未来への希望を表したこの歌詞を藤森さんは多くの人に聴いて欲しいと願い、その気持ちをうけとめた影山さゆりは渾身の思いで曲を作り、楽曲は完成しました。
この番組は、送り手と受け手の心の内を追いながら、ラジオが果たす人と人のつながり、そして 音楽が持つチカラ を見つめています。
「イエローライン」作詞:藤森里枝、作曲:影山さゆり
突然どしゃぶりの雨 視界を失い立ち止まる
雨宿り先も見つからないまま ただ立ち尽くすだけ
どこへ向かっている この先に一体何がある
誰にも行き先はわからない
どしゃぶりの雨音 声はかき消され
気づかれない私
そこには誰かいるの
この声が届くよう
一歩一歩 歩き出す 真っ直ぐに伸びる
イエローライン 外れないように
やがて雨はやみ 陽射しとそよ風
ふと優しい手感じる
冷たくなった私を
ただあなたが温めた
一瞬一瞬 笑ってられる たまにはいいよね
イエローライン 外れてしまっても
止まることを知らない 夢のような時間
笑顔の日々もタイムリミット
優しい手は冷たくなった
あたためてあげられなくてごめんね また逢えると信じて
イエローライン 外れないように
イエローライン さぁ旅に出よう