しまね GO!LAND!!

提供/神々の国しまね実行委員会(島根県観光振興課)

1月26日の「まちあるき」~松江城下町&ヨーロッパの近代美術~

 

今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
 

今週番組でご紹介したのは、

松江城下の町人文化が息づく~北堀・石橋・奥谷界隈~

島根県立石見美術館 ヨーロッパの近代美術

 

 

~・~・~ 松江市むすぶらり ~・~・~

まずは真咲郁&こっちで
むすぶらり「松江城下の町人文化が息づく~北堀・石橋・奥谷界隈~」
に参加してきました!!

このコースの集合場所は松江歴史館

松江おちらとあるきガイドの 岡田 泉さんにガイドしていただきました♪

では、いざ出発ーーーーーッ!!

 

   

雪の中のまちあるきでしたが、松江の城下町は雪がよく似合うッ。
普段とは違う雪景色に濡れるのも構わず郁ちゃんは後ろではしゃいでました(笑)

 

こちらは松江城のお堀沿いにある長岡屋茂助北堀店

こちらは老舗の蒲鉾店さん。あご野焼きがおいしいのはもちろんすが、
あごのすり身を使ったご当地バーガー「茂助バーガー」が話題をよんでるそうですよ~♪
ぜひ立ち寄った際には食べてみてくださいね。

 

さぁ、ちょっと道を町の方に入っていくと・・・・そこはもう昔ながらの城下町。
お城をあとにして切通しの道へと進んで行きます。

  

この赤山を横断する切通しの道。
有事の際、城主を北へ逃がすための脱出経路として整備したとか、しないとか・・・・
そのせいか真っすぐのびたこの道は何かに守られてるような神秘的な感じ。

 

切通しの道を歩いていると風情のある階段が

この階段は、茶人として知られる松平不昧公のゆかりの茶室「明々庵」へ繋がっています。
茶室のある高台からは松江城も望めるそうですよ。

 

そしてやってきたのはこちら石川屋・米江洗張店
昔ながらの町屋建築がタイムスリップしたような気分にさせますね。

写真右側の建物が米江洗張店さん。左側が石川屋さんです。
今回は老舗の魚屋「石川屋」さんにおじゃましましたー。

中に入ると新鮮なお魚がたくさん~♪

旬の魚がたくさん並んで、どれも見てもおいしそうッ!!

こっちのお惣菜もおいしそうッ!!・・・・・・・・・・えっ、惣菜ッ!?

  

昔の松江の魚屋さんは鮮魚・仕出し・蒲鉾があるのが普通だったんだそうです。
だから石川屋さんは昔ながらの魚屋さんとして、今でもたくさんのお惣菜が並べられているんですよ。

☆石川屋さんのおススメ☆

『鮒(ふな)の糸造り』
宍道湖でとれた鮒を糸のように細く切って、火を通した鮒のたまごをまぶしたお料理

この時期の鮒は丸々としていて美味しいそうですよー♪
みなさんも今晩のおかずにいかがですか?

石川屋さんありがとうございました。

 

 

続いて向かったのはパンェブール

旗でお気づきでしょうか?そうッ、パンェブールさんはパン屋さんなんです。
建物を仕切るように壁がありますよね。
あれが「うだつが上がらない」で有名な“うだつ”ですよ!!
火事の際に火が燃え移らないように防火などのために昔はうだつのある家はたくさんあったそうですが
今ではうだつがある建物は珍しいそうです。

いざッ、店内へ→→

んーーー、いぃ香り~。どのパンもおいしそーう♪
パンェブールさんでは買ったパンを食べられるスペースもあるんですよ。
し・か・も・・・パンを買った方にはコーヒー1杯サービス☆

とゆーことで私たちもちょっとブレイクタイムww

   

このシーズンならでは!「サクラ咲く 合格あんぱん」
もうとにかくパンがおいしい!!
ほんのり甘いフワフワのパンとなめらかなあんが絶妙なコンビネーション。
そして真ん中に入っているサクラの花の塩漬けがアクセントになって最高~☆
パンェブールさんでホッと一息ついてくださいね。

 

 

さてお次は出雲そば きがる

 

こちらではちょと変わったものを見せて頂きました。 

これ、何かわかりますか?
キレイなランプだな~なんて思っていたら、こちら実際に使われていた出前用の岡持ちなんだそうです。
これは出雲そばならではの形なんです。割子そばにはこの細い岡持ちがあうんでしょうか?

実際に入れてみました。 

 うん、しっくりくる!しかもおつゆはこんな感じで外付けなんですねww
でもやっぱりお蕎麦は1番おいしい状態で食べて欲しい!!・・・と店主さん。
おいしい出雲そばを食べたいなら出雲そば きがるさんへ。

 

ありがとうございましたぁ~♪

 

 

次にやってきたのはカネモリ醤油

もちろんたくさんの醤油をつくるんですから、とーっても広いんです。
横に回ってみてビックリ!?ベンガラ色に塗られたトタン壁が奥まで並んでいます。

 

カネモリ醤油さんでは、なんとっお醤油づくりの様子を見させていただきました。

見てくださいッ、この大きな木桶!
カネモリ醤油さんでは今も変わらず木桶でお醤油をつくられるそうです。
 

この桶の中どうなってるか気になりますよね?
こーなってるんですッ

木桶を上から見させてもらいました!
カネモリ醤油さんには大きな木桶が約100個もあって、時期をずらして醤油がつくられています。

 

  

写真左:色の違いがよくわかりますね。色が薄い桶が半年たったもの。色が濃い桶は1年以上たったもの。
     かなり醤油に近いですがまだ完成じゃないんです。ふた夏越すとおいしい醤油になるそうですよ。

写真右:柱にたくさん何かがくっついていますねー。これは醤油を美味しくするための酵母菌。
 

こーしておいしいお醤油が食卓に届くんですね。勉強になりました!

カネモリ醤油さんありがとうございましたー♪

 

おちらと歩いていると大きな井戸を発見☆

石橋・奥谷・北堀界隈は良質で豊富な湧水が出る井戸が多く、
蕎麦屋、豆腐屋、醤油屋など水を使うお店がたくさんあるんだそうですよ。

 

おいしいお水から造られるものといったら、これを忘れちゃいけません!

そう、日本酒~♪ 次に訪れたのは李白酒造
こちらでは先ほどの大井戸と同じ水脈の水を独自にひき使っているそうです。
 

中に入るとなんともオシャレな感じに、日本酒がズラリと・・・

   

なんだかバーカウンターのようですが、なんとここで試飲ができるんですよ~!!
真咲が飲まないわけがない。

 

はいー、用意していただきました(笑)
日本酒の試飲だけではなくお酒を造る時に使うお水の試飲もできるんです。
背の高いグラスにはお水が入ってます。
お水ってみんな一緒だと思ってましたが、まろやかでやわらかくて本当に美味しい!!

こりゃ日本酒の味が楽しみになりますね~。では、いただきますッ

   

あぁぁぁー、なんて美味しいんだ・・・
本当にどれもおいしいですが真咲のおススメはこちら↑↑↑
スパークリングの日本酒。しかも炭酸が抜けても日本酒として楽しめるという二度おいしいお酒。
瓶もかわいいし、色もピンクでかわいいから女の子には特におススメです。

試飲できる商品は季節などで変わるそうですが、10種類くらいが試飲できるそうです。
これもおちらと歩くからこその特権ですね☆
(※お酒の試飲ですのですみませんがお車の方はご遠慮ください)

心も体もポカポカと温まりました。ありがとうございました~♪
 

そしてゴール地点の松江歴史館に戻ってきました。
ご案内していただい岡田さん、すっーーごくたのしかったです!ありがとうございました!!
車で通りなれた道も歩いてみるとまた新しい発見があるものです。
今回ご紹介したのはほんの一部ですので、みなさんもおちらと松江のまちを歩いてみてください。

 

むすぶらり「松江城下の町人文化が息づく~北堀・石橋・奥谷界隈~」
毎週土曜日の午前9時30分と午後1時30分に実施しています。
お問い合わせは 社団法人松江観光協会 松江おちらとあるき観光案内所までお願いします。

 

 

 

**** ヨーロッパの近代美術 ****

 

益田市グラントワ 島根県立石見美術館で開催されている企画展「ヨーロッパの近代美術」
エミゾーとのん仔で出掛けてきました!

 

グラントワに着いてビックリしたのがこちら!

建物の屋根も壁も石州瓦がビッシリ!
建物内の壁にも石州瓦が使われているんですよ。
いったい何枚使われてるんだろう~!!

 

それではさっそく美術館へ行ってみましょう~!
今回は企画展で展示されている80点の中から何点かご紹介します。

ご案内してくださるのは島根県立石見美術館の主任学芸員の 河野克彦さん です。

 

展示室に入ってまず最初に目に入るのがコチラ

 
クロード・モネ 「ヴェトゥイユ」

モネといえば「睡蓮」で有名ですが
この「ヴェトゥイユ」も同じころに発表された作品です。

様々な色を使って木々や水面を描いています。
モネはその風景にある空気を感じられるような作品を数多く残しているそうです。
確かに、水面や後ろの山並みが淡い色彩で描かれていて
風の流れや霞などが伝わってくるような感じがします

 

こちらも同じくモネの作品


「ラ・ロシュ=ギュイヨンの道」

近くで見ると絵具を塗った筆のあとなど凹凸が見られる技法で描かれています。

 

写真ではわかりにくいですがモネの作品は
少し離れて見るのが河野さんのオススメだそうですよ。
そうすると奥行きや距離感が感じられるように描かれているんだとか

 

 

続いて紹介して頂いたのはコチラ


ウィリアム=アドルフ・ブーグロー 「少女」

こちらはモネと違って写真のような絵ですね!
髪の毛一本一本も細かく描かれていてすごい!!
胸の前で手を合わせているのはお祈りをしているからだそうですよ。

 

ブーグローが活躍した時代は、聖書の挿絵や人物画などを
細かく、美しく描くのが主流だったそうです。
そうすることで自らの技量を世間に誇示していたのだとか。

 

 

ルノワールの作品は3点も展示してありましたよ!

まずはコチラ ⇓ ⇓ ⇓


ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ばらをつけた女」

こちらは企画展のチラシにも使われている絵ですね。
これはルノワールが自分の孫を描いたものです。
ルノワールは風景に人物を溶け込ませるように描いた時期があったそうで
今回の展示作品はそのころのものです。

↓こちらの絵は特にそれが表れているんじゃないでしょうか

 「風景の中の三人」

1人の男性と2人の女性が3人で談笑しているんでしょうか・・・・・
ほのぼのとした雰囲気が伝わってきます。


 「横たわる浴女」

こちらは女性の肉体美を表した絵ですね。
後ろのボヤっとした風景に対して女性の体が強調されてるように感じます。

 

次のフロアへ移動してすぐに目に入るのがコチラ


オーギュスト・ロダン 「鼻のつぶれた男」

ロダンといえば「考える人」で有名なあの人です!
横から見るとよく分かるのですが鼻がつぶれています。

当時の彫刻といえば筋肉質でイケメンの男性像が人気だったので
いわゆる醜い男をモデルにしたこの作品の評価は低いものだったそうです。

 

次のフロアへ行くと版画が並べられていました。
そしてこれは見ただけで誰が描いたものか分かる方もいるんではないでしょうか?


エドヴァルド・ムンク 「マドンナ」

「叫び」で有名なムンクですね。
表現がとても独特!
左下の方に人の絵のようなものが描いてありますが
これはこの女の人のお腹の中にいる胎児だそうです。

 


「ヴァンパイア」

うつ伏せになっている男の人の首に女の人が噛みついているんでしょうか。
まわりがどんよりしていてなんだか見ていて怖くなってきます。
ムンクが描くものからは負のオーラが伝わってくるのですが
見ているとなんだかその魅力に引き込まれていきませんか?

 

河野さんにお気に入りの作品を聞いてみました!

 ウジェーヌ・ドラクロワ 「墓に運ばれるキリスト」

ウジェーヌ・ドラクロワの「墓に運ばれるキリスト」は
映画や劇のワンシーンを見ているように感じませんか?
この一枚の絵で物語が伝わってきますよね。


ロドルフ・ブレダン 「善きサマリア人」  

ロドルフ・ブレダンの「善きサマリア人」はとても面白い絵なんです。
森の中でケガした人をサマリア人が助けてる絵なんですが絵を近くでよくよく見てみると
森の中に猿や鳥がいたり、木の枝がトカゲのしっぽになっていたりだまし絵のように見えます!
どんな動物がいるのか探すのもまた楽しいですね。

 

この他にもまだまだたくさんの作品が展示されています。

広いスペースに美術品が並べられているのでじっくりと作品をながめる事が出来ます。
ゆっくりと美術に触れて自分のお気に入りを見つけてみてはいかがですか?

 

企画展「ヨーロッパの近代美術」は益田市グラントワ 島根県立石見美術館にて
2月28日(月)まで開催しています。

    お問い合わせ 島根県立石見美術館 電話 0856-23-2050    

 

 

1月もあっという間に過ぎ、来週の放送はもう2月ですよ~。
みなさん、もう今年の目標は決まりましたか?
たくさんの町を歩いてみるのもよしッ!
芸術に触れて豊かな心を育てるのもよしッ!
☆★Enjoy&Happy★☆な1年にしていきましょう。

来週のしまねGO!LAND!!もお楽しみにー♪

 

♪ 今週のソングリスト ♪
Bad Reputation / AVRIL LAVIGNE
ミュージック / サカナクション
Catch Me -If you wanna- / 東方神起
canvas / HY
王者の休日 / KREVA