しまね GO!LAND!!

提供/神々の国しまね実行委員会(島根県観光振興課)

3月9日の「まちあるき」~松江城と周辺城下町観光ガイド&観光をがんばっている人~

 

今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?

今週番組でご紹介したのは、

むすぶらり「松江城と周辺城下町観光ガイド」 
観光をがんばっている人 でした。

 

 

~・~・~ むすぶらり「松江城と周辺城下町観光ガイド」 ~・~・~

真咲 & エミゾーで行ってきました~♪
まずは集合場所「ぶらっと松江観光案内所」で待ち合わせ。

ここからガイドさんと一緒に出発するんですが、
今回参加したむすぶらりはA~Eコースの5つのコースが用意されていたので
私たちは“Bコース”を巡ってきました。

 

まず私たちが向かったのは「松江城」
とっても天気がよくて、松江城もすーっごくキレイに見えました~♪

今回このコースをガイドしてくださったのは  谷 夏海さん です。

 

さて各地にあるお城には別名がついていたりしますが、松江城の別名を知ってますか?
松江城は別名『千鳥城』と呼ばれています。
どこからきているかと言うと、屋根の端っこの部分がちょっと跳ね上がっていますよね。
それがちどりが羽を広げたように見えるから千鳥城と言われているそうです。

お城を作った堀尾吉晴はお城のデザインにもこだわっていたそうですよ。
白と黒のコントラストや窓の形などがオシャレ~☆

それでは実際にお城に入ってみましょうー!!
まずはお城の地下部分。

 

しゃちほこ発見。
現在最上部にあるものは新しくつくられたもので、
こちらがもともとあったしゃちほこ。
雄と雌がいるんですが違いがわかりますか?
色々と細かい違いがあるそうなので
違いを探してみるのも面白いですよ♪

 

 

そしてお城の中になぜか井戸が・・・

これは籠城した際に飲料水が得られるようにと掘られたものなんだそうです。
お城の中に井戸があるというのは非常に珍しいそうですよ。

 

 

足の竦むようなこの深さ・・・
勇気のある方はぜひのぞいてみてください。

 

 

階段を上がって1階に行くと、とても開けたフロアになっていました。

   

1階では甲冑や食器など貴重なものがたくさん展示されています。

この甲冑の兜、ちょっと面白い形してますよね。
前に向かってしか飛べない虫ということから、「とんぼ」がモチーフになっているそうです。
大切なものを守るために戦う男性ってカッコいいですねー!
そして兜の真ん中についているハートを逆さにしたような飾り。
これは葵の葉で敵と味方を見分けるためについていたんだそうです。
こうして色々な甲冑を見比べると面白いッ☆

そして、松江城の1階といえば以前にも紹介したアレがある場所。
そう!縁結びスポット「ハートの木目」

とゆーことで、お初のエミゾーはしっかりお願いしてました~♪(笑)

2階に上がると、昔の城下町の模型などが展示されてました。

   

旧藩時代の松江市(写真左)と昭和34年の松江市(写真右)の模型です。
水の都と言われるにふさわしく、松江城の周りには水路が広がっていたんですねー。

そしてこの階にはこんな物が・・・

その名の通り、お城をよじ登ってきた侵入者に石を落して撃退する仕掛けです。
網の部分をのぞきこむと外の景色が見えるようになっています。
外からはわかりにくくなっているので、誤ってこの下から侵入すると・・・

松江城は籠城用の井戸があったり、石落としがあったり、
地下から1階に上がる階段に隠し扉があったりと実戦に適した造りになっていました。
しかし松江城が戦に使われたことは1度もないんだそうです。
そのおかげで今でもキレイな状態の松江城や資料を見ることができるんですね☆

階段を上がってやってきたのは「最上階」

松江城の天守閣最上階は望楼式で360度景色を楽しむことができるんです!!
松江城から見た宍道湖はとーってもキレイ。

松江城から見る松江はいつもとは一味違って素敵でした★

 

松江城を北門からでて歩いて行くと素敵な橋が見えてきましたよ。

   

この橋を渡ってちょっと歩くと塩見縄手通りに到着~♪ 

塩見縄手通りは「日本の道100選」にも定められている道。
昔ながらの建物が立ち並び、堀川にそって続く道はとても風情があります。

この通り沿いに次の目的地「小泉八雲記念館」がありました。

中に入ってみると小泉八雲に関する展示品がたくさんありました。
ここでは約200点の展示品をみることができるそうです。

小泉八雲の直筆の書や着用していた衣類やかばんなど様々な展示がありました。

中でも真咲が気になったのはこちら

実際に小泉八雲が使っていたものを展示しているそうなんですが、
奥にある机と椅子の高さが妙にアンバランスなんです。
すぐ近くにある小泉八雲旧居にこのレプリカがあるということで
気になりつつも向かってみました。

 

こちらが「小泉八雲旧居」
ここで奥さんのセツさんと新婚生活を過ごしたそうです。

中に入ると素敵な庭が広がっていました。
この庭を見ながら、創作活動に耽っていたのでしょうか?

奥に進んで行くと机と椅子のレプリカがありました!!

座ってみると・・・

 

机の高さが胸のあたりくらいまでありますね。
これは小泉八雲は目が悪かったので、
なるべく近い位置で文字を書いたり読んだりするために
この様な高さの机を使っていたんだそうです。

 

 

 

小泉八雲の松江滞在期間はわずか1年3カ月という短い期間だったにも関わらず
今もなお松江市民に愛されているのがよくわかりました。
小泉八雲の足跡を辿る旅に出かけてみるのも面白そうですね。

 

次に向かったのは「武家屋敷」

約275年前の松江藩中級武士の屋敷で
客間部分と私生活部分の造りの違いなどが見学できます。

   

こちらは客間部分。
天井も高く一間が広く造られています。

こちらは私生活部分。
天井が低く小さな部屋がいくつも並んでいます。
公私のけじめをつけた暮らしをしていたんですね。

   

部屋の中には食器や衣類などが展示してあって、当時の暮らしがよくわかりました。

 

むすぶらり「松江城と周辺城下町観光ガイド」いかがでしたか。
観光で来られる人には松江の魅力をたっぷり堪能してもらえるコースに
地元の人には松江の魅力を再発見してもらえるコースになってます。
みんなで松江の良さを発見しに行きましょー!!

 

 

 

 

○●○●○ 観光をがんばっている人 ●○●○●

 

「しまね GO!LAND!!」では毎週島根県内の楽しいスポットやイベントなどをご紹介していますが、

今回は、 島根県で観光をがんばっている人をご紹介したいと思います。

 

こっちとのんちゃんで、どんな出会いがあるのかワクワクしながら行ってきました~♪

やってきたのは、松江市の大橋川沿いにあります老舗旅館 「大橋館」

こちらの大橋館に!看板娘ならぬ 看板若旦那さん がいらっしゃるとのこと!

 

 

「いらっしゃいませー」 と笑顔で出迎えてくださったのは、なんと!外国人!?

「ちょっと作業してたのでこんな服装ですいません」と
流暢な日本語にのん仔&こっちはビックリ!!

そうこの方が観光をがんばっている人!
大橋館6代目若旦那 ジェームス・フィティセマヌさん です。

 

 

【 松江に来られたきっかけ 】

アメリカワシントン州で生まれ、5歳から18歳まではサモアで暮らしていたジェームスさん。
ハワイの大学へ進学し、ハワイで大橋館の娘さんである奥様と知り合ったとのこと。

奥様とご結婚されて、大橋館の若旦那になったジェームスさん。

なんだか縁結びの神様に引き寄せられたみたいですよね。

 

 

【 ジェームスさんのお仕事 】

言葉も文化も違う日本で、しかも老舗旅館!!!
最初は戸惑うことや失敗もたくさんあったそうです。
でもジェームスさんは持ち前の明るさとチャレンジ精神で全てを楽しんでいるとのこと。

旅館の仕事はオールマイティーだよとジェームスさんは言います。

 

たとえば旅館のあちこちに生けてある綺麗なお花。 なんとこのお花もジェームスさんが生けたんだそうです!!!

「お花があるだけで明るくなるし。Welcomeの気持ちです。生け方は自己流ですけど(笑)」
自然のものが大好きなジェームスさんはお花を生けるもの楽しんでやっておられました。

忙しい時は、接客はもちろん、料理を運んだり、お皿を洗ったり、布団上げもします。
そして時には壁の塗り替えや電気の修理なども本当にオールマイティー!

 

「仕事は大変じゃないです。みんなと仲良くやっています。
それに日本文化や日本のものが好きで
障子やふすまとか見るとワクワクします」 

 

ジェームスさん障子やふすまも
どんなふうに出来ていて、どんなふうに直せるかなど
そういうことを考えるのも楽しいそうです。

 

 

「旅館はすごく日本の文化を感じることができます。法事や七五三など。
だから私は旅館の仕事が楽しいです」と話してくださいました。

 

【 おもてなしの心 】

お客様と接するときにどんなことを心がけているか尋ねると

「自分には笑顔しかありません。出雲の人たちはシャイな方が多いので、
自分が場を明るくすることもおもてなしだと思っています。」
と教えて下さいました。

そしてジェームスさんは 出雲弁 もお上手なんです★

好きな出雲弁は「またござっしゃい」(またいらっしゃい)

他にもたくさんの出雲弁を覚えたそうです。

「出雲弁はよく使います。でも、常に使うんじゃなくてポイントポイントで出雲弁を話します。
そうすると「外国人が出雲弁をしゃべった!」と驚いて、みなさん笑顔になります。」とジェームスさん。

なるほど~。出雲弁を使ってみんなをなごませる。
それもジェームスさんのおもてなしなんですね。

 

 

【 ジェームスさんの夢 】

最後にジェームスさんの夢を訪ねました。

「夢はいっぱいありますが、本当の意味の日本文化を多くの外国人に伝えていくことが夢です。
そして日本の文化や日本の暮らしは、やはり田舎のほうが感じることができます。
冬は寒いですが、四季の変化とともに日本らしい暮らしがあります。

そして島根県や松江市の文化を残したいっていうのが僕の夢です。

出雲大社やパワースポットなど、どんどんみなさんに来ていただきたいけど
それを崩したくないし、もっともっと大事にしていきたい です。」

 

日本文化や伝統を愛し、おもてなしの心を大事にしているジェームスさん。
「私の人生は楽しい」と笑顔で話して下さいました。

ジェームスさんのお話しを聞いて、
私たちもこの島根の地や島根の歴史・文化にもっともっと誇りを持って
大事に守り、伝えていきたいな~と思いました。

 

「また ござっしゃい!だんだん!」
と見送ってくださったジェームスさんの明るい笑顔に
私たちも自然に笑顔になっていました。

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

さて、次に私たちが向かったのは出雲市♪

出雲市でお話しを伺ったのは、

出雲を訪れる外国人観光客を英語でご案内するボランティアガイド団体 
「GoEn(ごえん)」の会長 山本里津子さん です。

 

 

【 GoEn(ごえん) とは 】

GoEnは今年の1月19日に発足したばかりの
出雲を訪れる外国人観光客向けの英語ボランティアガイド団体です。

団体名の「GoEn」は、 Goodwill English Guide in Izumo 
(おもてなしの心で出雲を英語でガイドします)
「Goodwill」 と 「English」 の最初の文字を組み合わせて出来た名前です。

お客様と出雲のご縁を結ぶ という意味もあるそうです。素敵ですよね~♪

 

GoEn発足のきっかけは昨年の7月から11月まで開催された 「神話博しまね」 
その際に英語ボランティアガイドの養成講座を受講し、
実際に神話博しまねで英語ボランティアガイドをされたそうです。

そしてそこで出来た仲間ともっともっと続けたいという気持ちで、GoEnを立ち上げられたんです。

 

【 お客様の気持ち 】

神話博しまねでたくさんの外国人観光客を案内した山本さんですが、
そこでは色々なことを学ばれたそうです。

例えば、外国人団体客に出雲大社の参拝のガイドをしていた時のこと、

山本さんがガイドをしていると、
急にお客様たちがみんなカメラを持ってどこかに行ってしまって
山本さんがポツンと1人取り残されてしまったことがあったそうです。

「後から考えるとお客様は写真を撮りたかったのだと思います。
私は自分の知識を話すことで精一杯だったんですが
お客様の観光の目的はさまざまなので、お客様に合わせてご案内しないと
お客様の気持ちとすれ違ってしまうのだなと思いました」

実際にガイドしてみてわかることってとても貴重な大切なことなんですね。

 

【 続けてきたこと 】

山本さんは中学のころから英語が好きでコツコツ勉強してきたそうです。

大学でも外国語学部で勉強し、アメリカにも行かれたそうです。

違う文化をもった海外の人たちにとても関心があって、
仲間を見つけては英語で話したり、
自分で続けてきたことが大きいと山本さんは話してくださいました。

自分が好きなことをずっと続けて、それが実を結ぶってすごいことですよね。

 

【 これからの活動 】

これからどんな活動をしていきたいですかと尋ねると、
目をキラキラさせながら山本さんが答えてくださいました。

「出雲の地には、他の地域にはない独特な歴史と文化があると思います。
それを今後も観光客の方にお伝えしていきたいと思います。

そのために私たちのスキルアップのための勉強会や、
出雲の地を海外の方に知ってもらえるようなアピール活動、
そして活動の場をもっともっと広げていきたいなと思っています。」

 

【 GoEnの会員募集 】

そして現在、GoEnでは、一緒に出雲を英語で案内していただける方を募集しているそうです。

英語が好きな方、興味がある方はぜひお問い合わせください。

お申込み・お問い合わせは izumogoen@gmail.com です。

山本さんありがとうございました。 GoEnの今後の活動期待しています!

 

 

 

夢や目標を持っている人って本当に輝いています。
自分の住む地域を愛し、たくさんの人に伝えていくことも本当に素敵ですよね。

今回インタビューさせていただいた、ジェームスさんと山本さん。
お2人とも愛する島根の魅力をたくさんの人たちに伝えようと日々頑張っておられました。

私たちもお2人に負けないよう、島根の魅力をたくさんの人に発信していきたいと改めて感じました。

 

 

ということで今週は松江市むすぶらり「松江城と周辺城下町観光ガイド」と
観光をがんばっている人をご紹介しました。
私たちが出かけた先で楽しく過ごせるのは、
陰で楽しんでもらおうと努めている人達がいるからこそなんですね。
私たちの笑顔がきっと力になるはずッ! 今日も笑顔で出かけましょう~♪♪
それでは来週の「しまねGO!LAND!!」もお楽しみにー☆

 

 

♪ 今週のソングリスト ♪

リリック / TOKIO
STAR / 99Radio Service
Best Friend / 西野カナ
涙をぶっとばせ!! / 桑田佳祐
陽のあたる坂道 / D-LITE from BIGBANG