しまね GO!LAND!!

提供/神々の国しまね実行委員会(島根県観光振興課)

9月15日の「まちあるき」~美郷町石見銀山海道 やなしお道&石見神楽~

今週のしまねGO!LAND!!いかがでしたか?
 

真咲郁 & こっちの むすぶらり定時ガイドツアー♪

~美郷町石見銀山街道 やなしお道~
 

 

まずこのコースの集合場所は「美郷町役場裏駐車場」
そこからバスで自然歩道まで移動しまーす!


はいっ、ここが自然歩道入口。
やなしお道は文化庁の「歴史の道百選」に指定され、
一部は中国自然歩道としても整備されている道なんです。

そしてガイドの
美郷町銀山街道を守る会 菅多優美子さんです。

今回は服装を見てもらえば一目瞭然、山を歩きます(笑)
服装などは菅多さんを参考にしてください。

1、動きやすい服装(長袖、長ズボン、帽子)
2、黒っぽいものを避けた服(蜂除けのため)
3、クマよけの鈴(念のため)
4、虫よけスプレー


そして忘れちゃいけないのがお弁当と水筒☆

このコースは登山というよりは散策なので、
景色や空気を楽しみながら途中の休憩ポイントで昼食をとりつつ
季節ごとの自然や歴史をゆっくり感じられるコースなんです。

 

それではレッツ・ゴー!!

言ってるそばからこっちは黒っぽいTシャツ着用中(笑)



やなしお道に入って行くと看板や道しるべがポイントごとに設置されてました。

これなら方向音痴の真咲も迷わず歩けそう~♪
この看板の版築工法は万里の長城にも使われている工法なのだとか・・・

銀山から銀を運ぶ人や牛馬がたくさん往来していたのなら、
それだけ頑丈な作りにする必要があったんですねー。

真咲がそんな歴史に感慨深く浸っている頃、こっちはというと

“無邪気な少年”のようにはしゃいでいました。
木の枝を振り回してめっちゃ楽しそう☆

この大自然がそうさせるのでしょう・・・

一緒にいるのは美郷町役場の和田哲也さん。
今回同行していただきました。生粋の美郷っこだそうですよ。
山を散策するなら、男性がいてくれるとやっぱり心強い!!


そして突然涼やかなエリアへ

作られたかのように、突然竹林に変わったこの場所は
『十王堂』

竹がスッと立ってて、見た目も空気もとっても涼しかったですよ~。


ここは銀山街道と物部神社へ向かう往還との交差点にあたるところで、
行き交う人で賑わっていたそうです。
茶屋跡や小堂跡などがあり賑わっていたのがよくわかりました。

 


散策の醍醐味といったら景色ですよね♪

遠くの雲がかかった山は三瓶山。
雲がないと遠くまでスッキリ見えるそうですよ。


あぁぁ~、空気がおいしい。


まだまだ山は緑でしたがちょっとずつ秋に変わってる模様・・・

 


こっちの手のひらよりはるかに大きいきのこ発見ッ!?

“おばけキノコ”と勝手に名付けました(笑)

ガイドの菅多さんも驚くほど大きいきのこ。

他にもいかにも「食べないでください」って発色のもの、松茸と間違うような
ヴィジュアルのもの、真っ白なものまでいろんなきのこが見れました。

その他にも毬栗やどんぐり、秋の草花もたくさん生えてましたよ。
これだけいろんな自然を感じたら写真におさめたくなりますよね。


だからおさめてみました・・・

題名
<何かを必死に激写する郁ちゃん>笑


さてその郁ちゃんは一体何を激写しているんでしょうか?

『とんぼ』でした。
まだまだ暑いようで、いつの間にか秋はそこまでやってきてるんですね☆

 


そーこーしてるうちに、このコース最後にして最大の難所
“やなしお坂”
に来てしまいました~(汗)


標高250mあたりからつづら折りになった坂を一気に下るんです。

ひゃ~、怖い!!
昔の人はここを重たい荷物を持って通ったんだからすごいですよね。


目の前に見えてる道路まで下りればもうゴールは目前。

そこからまたのんびり歩いて美郷町役場裏駐車場に戻るとゴールです。

 


たまにはのんびり自然の中ですごすのもいいですよ。
気軽に参加できるので、お弁当と水筒を持って行ってみてください♪

 

 


たくさん歩くとお腹が減りますよね~。

菅多さん「私の実家和菓子屋なんです。よかったらお茶しに来ませんか?」

真咲・こっち「はい!!(即答)」
 

お店は美郷町浜原にある『富士屋本舗』さん。
美郷町役場からもすぐということで、お邪魔してきましたよ。


しかも中の方まで通していただいて、お父様のご趣味の鯉のいる池と
お母様のご趣味のお花を眺めながら最高においしいお菓子をいただきました。


見てください、この透明感のある羊羹!!

・柚子羊羹(うぐいす色?黄色?)
・紫蘇羊羹(赤色)
・栗羊羹(栗色)

それぞれに最適な甘さにしてあって、しつこくないからいくらでも食べられちゃう。
どれもおいしいんですけど、真咲は紫蘇羊羹がお気に入りでした。


大自然を満喫して、おいしい羊羹にお茶まで飲んだら言うことなしです。
1年日持ちするそうなので、お土産にも最適ですよ☆


とーっても楽しくて、のんびりとした時間でした。
みなさんもぜひ邑智郡美郷町に遊びに行ってみてくださいね。

 

 

 

 


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ヒロ&ミエタンの石見神楽の魅力に迫る!
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石見地方の伝統芸能といえばやっぱり
石見神楽ですよね!


今、石見地方で「石見の毎日夜神楽」というイベントが
行われているのをご存知ですか?


10月31日まで、石見地方のどこかで
毎晩必ず神楽が舞われているというこの事実・・・!びっくりです。


でも石見神楽と言うと「オロチが火を吹くんだよね・・・?」
くらいのイメージしかない私たち・・・。
それなら教えてもらいに行きましょう☆


・・・というわけで向かったのは浜田市♪
お話を聞かせてくれたのは、石見観光振興協議会 石見神楽振興スタッフの
惠木勇也さんと本山泰史さんのお二人です!


惠木さんは27歳、本山さんはなんと24歳のお若い二人、
もちろん生粋の石見っ子です。
そんな若い二人が神楽について熱く熱く熱く!語ってくれる、
これこそが石見神楽のすごさなのかもしれない・・・!
ヒロ&ミエタンは圧倒&感動でした☆

奥が惠木さん、手前が本山さんです♪
実際に神楽を舞っていらっしゃる惠木さん、
神楽の歴史、様式、作法、どれについてもとっても詳しく、
熱心に日々学んでいらっしゃるんだなぁ、と感心しきり。

本山さんも昔子ども神楽をやっていたそうで、
本当に神楽好き!というのがものすごく伝わってきました!

若い方の感性で私たちにも分かりやすく教えて下さいましたよ♪
そして惠木さんが自分の出演した舞台の映像を観せて下さいました!
カッコイイ侍や神様とおどろおどろしい鬼、
ほとんどコントみたいなコミカルな場面とシリアスで激しい立ち回り、
花火やスモーク、蜘蛛の糸などのド派手な演出など、
1時間を超える長い演目でも最後まで盛り上がりがハンパない!
観客の歓声や拍手、笑い声もたくさん聞こえてきます。

石見神楽ってこんなにも面白いものなんですね・・・!
しかも貴重な練習風景まで見ることができました!

演じているのは10代から20代までの若い人ばかり!女性もいます!
なんとなく男性だけの世界なのかな?と思っていましたが、
今は全くそんなことはなく、たくさんの女性が神楽に携わっているそうです。

 


そしてインタビューの後、石見神楽を支えるもう一つの大きな柱、
神楽の衣装、そして神楽面の工房へ惠木さんたちが連れて行って下さいました!


まずお邪魔したのは「細川神楽衣装店」さんです。
4代、およそ100年続く浜田市でも一番の老舗だそうです。
突然お邪魔したにもかかわらず、温かく迎えてくださいました!

お邪魔した時はちょうど衣装の刺繍が終わった所だそうです。
これがインタビューにもあった鬼の衣装「鬼着」ですね・・・!
手前が前身ごろ、胸側、奥が後ろ身ごろ、背中側となります。
横に置いてあるのが袖の部分です。



このリアルな龍・・・!目が血走ってますよ!
この精密な刺繍、一針一針全て手縫いです。
下の方の網のような部分も一つ一つ手で編んであるそうです。
気が遠くなるような根気のいる作業です・・・!
このような衣装で完成までおよそ1カ月はかかるとのことでした。



この仕事を続けて50年という熟練の縫い子さん。
こんな人たちの手によって神楽衣装は作られているんですね!
縫い子さんたちと記念写真を撮らせて頂きましたが
恥ずかしがりの縫い子さん、お顔を隠してしまわれました。残念・・・。

 


次に向かったのは「柿田神楽面工房」さん。

お店の中は神楽面でいっぱいです!!!
入った瞬間に一斉に睨まれたような気がして胸がドキドキしました。

それにしても本当にリアル・・・!

板の上に飾られているのは「飾り面」で
魔除けや商売繁盛、家内安全など、面によって込められた願いが違います。
新築や開店、出産祝いなどに送るそうです。

石見神楽の面はユネスコ無形文化遺産に指定されている
石州和紙を何枚も糊で張り合わせて作られています。
そのため軽くてとっても丈夫!
激しい動きの石見神楽にぴったりなのです。


神楽面作家の柿田勝郎さんはもともとはサラリーマンだったそうですが、
独学で神楽面の制作を始められたそうです。
そしてこの方もこの道40年・・・!大ベテランです。

柿田さんと、たくさんの神楽面と一緒に。


舞い手と観客だけでなく縫い子さんや柿田さんのようなたくさんの人が
石見神楽を支えているんですね・・・!

後継者不足の問題などもあるそうですが
その反面、新しく生まれる工房もあるそうです。

神楽への愛、地元への愛、
石見に生まれ育っていない私たちにも心に深くしみこみました。

「石見の夜神楽」はそんな私たちが石見神楽を知るとっても良い機会です☆
まずは気軽に観に行きましょう!

同じ神楽を楽しむ者同士、皆さんやさしく迎えてくださいますよ!

菅多さんと和田さん、惠木さんと本山さんそして縫い子さん達と柿田さん。

美郷町と浜田市での出会いは、訪れる人を気負いなく迎えてくれる
そんな石見の人のおおらかさを感じさせてもらったような気がします。

 


素敵で楽しい出会いに感謝して、私たちはまた次のまちへ!
来週もぜひ聴いてくださいね~♪

 

 


♪ 今週のソングリスト ♪
ダメージョ with SOFFet/ 傳田真央
DON'T WAKE ME UP / Chris Brown
赤橙 / ACIDMAN
女神のKISS / PES
Everytime / NIKIIE

 

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