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ちぇけら♪

大坂 愛 / 今日のちぇけら♪

2018.10.29

10月29日(月)のちぇけら♪

10月最終週に入りました。
あ〜、もういーくつねーるーと〜、の時期突入です!!
早めに今年の振り返り&やり残したことを整理です(−ー+)

そして今週のちぇけらは27日から始まった読書週間にちなんで、本をテーマにお届けします。
活字を読むだけでなく、本に関わっている人たちの想いに注目。

初回の今日は松江市南田町にお店がありますartos Bok Storeの代表西村史之さんをゲストにトークしました。



スラっと背が高く、オシャレなシャツを着こなす西村さん。

artosはご夫婦で営まれている町の本屋さん。



通り沿いにあるので、分かり易いとおもいきや!
意外と通り過ぎてしまう人も多いのだそう。実は私もその一人(笑)
何年も前になりますが、辿り着けずにさまよった思い出があります。
今は「artos」と大きく表示されているので、迷う人も減ったようですね!

元は西村書店として、西村さんのお父さんが昭和41年に開業された書店からスタートしています。
そして、開業の年に生まれたのが西村史之さん。

「本屋さん=私の人生といってもいいでしょう。」

と、西村さん。ずっと一緒に歩んでこられたのですね。

当時は今よりもっともっと多くの人が本を求めて書店を訪れていたそうです。
配達の車の中は本でぱんぱん!
店先には行列が出来る日もあったそうです。
ご両親は朝から晩まで、とにかく忙しくされていたそうです。
そして、そんなお父さんの姿を見て、本屋さんはつげないなあ、と思っていたそうです。



そんな忙しいお父さんとの思い出というと、やっぱり本。
お父さんをとても尊敬されていた西村さんは、お父さんから進められた西遊記、里見八犬伝は今でも大切な1冊1冊なんだそうです。
遊んだり、喋ったりする時間は少なかったそうですが、お父さんの好みを本から感じていたそうですよ。
本が繋ぐ親子の関係も素敵ですね。

また、西村さん自身も本がとても好きで小学生の頃は友達と取り合いのようにして図書館で読んでいたそうです。
当時はこどもの娯楽の一つに本があったそうですが、ファミリーコンピューターの登場でそれも変わっていったようですね。
そんなお話を懐かしそうにしてくださいました。



さて、そんな西村書店からartosへ。



お父さんの仕事を受け継ぐことになった西村さんの新たなスタートです。
しかし、当時ほど本を読まなくなってしまった現代、どうやって本屋さんが生き残っていくのかはいつも考えているそうです。
今は「衣食住」をテーマに展開されており、本だけでなく雑貨や食品、衣服もお店に登場します。

そして近々企画展があります。
MORIKAGE SHIRT MATSUE 2018 11月2日から3日間、店頭に並びます。
京都と東京にしかお店がなく、地方でこうしてみることができることはほぼ皆無なのだとか。
そんなMORIKAGE SHIRTが地方で見られるのはartosだけです。



おうち洗濯でアイロンいらず!
使いやすくオシャレなのがこのシャツ♪
西村さんも着用されていましたが、自然なおしゃれが楽しめそうなシャツでした。
本を脇に抱えていても似合いそう。

そして、こういった企画展の他にライブも開催されています。
ハンバートハンバートは10年以上、主催して開催されています。
はじめはお店で行われたライブ。
そのとき見に来たお客様の多くが涙を流し、感動していたのだとか。
西村さんはその姿をみて、胸を熱くしたそうです。

そこから始まり、今では美保関メテオホールで開催されるほど人気ライブに!
今年11月25日に開催されるライブチケットは1日でsouldoutだったそうです!
西村さんが10年以上続けてきたことが大きな一つの実りになりました。

また、おおはた雄一さんのライブも7〜8年つづけていらっしゃるのだそうです。
こちらも人気ライブで楽しみにしている人が多いのだとか。

本屋さんがライブ??
ちょっと意外な取り組みですが、なんだかしっくりきてしまう。
それはきっと、音楽同様、本は常に私たちの身近な存在であるということでしょうね。

西村さんは
『自分のお店でプロがライブをしてくれるというのは何事にもかえがたいものがある。
こうしたライブで元気をもらいとても感謝しているからこれはずっと続けていきたい取り組みです。』
とおっしゃっていました。


※おおはたさんライブの様子

さて、こうした企画展や取組の裏には西村さんのこんな思いがあります。

「街の風景として本を読んでいる人を見かけなくなった。スマホだけじゃなくて文庫本片手に歩いている風景がもう少し増えるといいなと思います。」

この言葉を聞いた時、こうした思いから、様々な取り組みも行い人と本をつなぐ役をされているのだと感じました。
そして、少しだけ、西村さんが小さいころに見ていた風景が見えたような気がしました。


最後に西村さんにとって本とは??

「私の暮らしの中に欠かせないものです」



これからも、町の本屋さん、だけど!独自のartosが信じる面白い取り組みで本の魅力を発信し続けて頂きたいと思います!!


♪ ソングリスト ♪

10:32 メロディ/今村モータース
10:37 クリスマスに泣く子なんて/ダリル・ホール&ジョン・オーツ
10:48 永遠の夕日/ハンバートハンバート
10:53 個人的な必需品/おおはた雄一









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